SB C&Sは7月20日、エンジニアやデータサイエンティストなどがいなくてもAI(人工知能)を学習・作成・推論できるというクラウド型AIプラットフォームである「AIMINA(アイミナ)」の提供を、2021年内に開始すると発表した。

  • AIMINAのロゴ

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企業におけるAI利用が活発になる中で、AIの開発、導入および運用には、プログラミングやモデリングを行うエンジニアや、データ分析を行うデータサイエンティストの存在が必要不可欠で、AIプロジェクトを推進しにくいとの課題があるという。

こうした課題を抱える企業を支援するため、同社はAI利用に期待する誰もが日常的にAIを手段にできるよう、さらなるサービスの拡充を進めているとのことであり、新プラットフォームはその一環となる。

  • AIMINAの利用イメージ

同プラットフォームの特徴の1つである「AIを学ぶ・探す」に関して、「AIMINAポータルサイト」を通じ、AIの基礎的な知識からビジネスにおけるAI活用事例まで、AIプロジェクトを始める際に役立つ情報を提供するとのこと。

「AIを作る(学習)」については、画像を使用する外観検査、データを使用する需要予測、問い合わせデータからAIチャットのエンジンなど、業種や職種・目的を選ぶことで、エンジニアやデータサイエンティストの手を借りずノーコードで容易にAIモデルを作成できるとしている。

さらに、「AIを試す(推論)」として、作成したAIのモデルを選び実際のデータを使用して、AIMINA上で試すことができるという。

同プラットフォームは、画像処理、自然言語処理、時系列解析、音声処理など、異業種の多様な利用シーンで使用可能なAIモデルを作成できるとのことだ。