Appleにかぎらず、どのスマートフォンメーカーも「カメラ」の開発に力を注いでいます。競争はレンズやイメージセンサーの性能にとどまらず、AI/機械学習を活用した補正機能にも。結果、美麗な写真を誰でもかんたんに撮れるようになり、ますます撮影枚数が増えるという循環が生まれています。

しかし、画素数が増え撮影枚数が増えればストレージ消費量も増えるのは当然、ユーザには増え続ける写真をどう整理するかが求められています。iPhoneの場合、microSDカードに移すという手段がないため、パソコンに取り込むかiCloudなどのクラウド領域へコピーするしかありません。

コピーが完了した写真を削除すれば、そのぶんストレージの空きが復活しますが、問題は削除対象の選びかた。フォトライブラリ全体を対象にできればかんたんですが、閲覧用に残しておきたい写真がある場合は事態が複雑になります。

もっともオーソドックスな方法は、時間軸で選ぶこと。写真アプリの「ライブラリ」タブには、フォトライブラリ上の写真が撮影日時順に並ぶので、画面を上下にスクロールして削除対象を選びます。写真はイベント発生の折にまとめて撮影するもの、撮影時期を特定できれば写真の選定作業は捗ります。

もうひとつの方法は、空間軸(場所)で選ぶこと。旅行などの写真に残したいイベントは、特定の空間/地域と密接な関係があるので、地図を見ながら削除対象の写真を選ぼうというわけです。

手順はかんたん、適当な写真を表示して上方向へフリックし、現れた撮影地欄の右上にある「周辺の写真」をタップ、現れたマップを操作して削除対象の写真を選べばOK。位置情報付きで撮影していることが前提になりますが、家族旅行や運動会、キャンプやピクニックのときに撮ったけれど重複しまくりのバースト写真など、削除してもかまわない写真を効率的に探し出せますよ。

  • 削除対象の写真は「時間軸」と「空間軸」で選ぶことがコツです