バッファローは6月3日、Wi-Fiルーターの新製品として、プレミアムモデル「WSR-5400AX6S」とエントリーモデル「WSR-1500AX2S」の2製品を発表した。「WSR-5400AX6S」は6月下旬の発売予定で店頭予想価格は18,200円前後、「WSR-1500AX2S」は9月発売予定で店頭予想価格は7,300円前後となる。
両製品とも、同日に発表されたバッファローのWi-Fi事業戦略に則り、Wi-Fi Allianceのメッシュネットワーク規格である「Wi-Fi EasyMesh」をサポート(「WSR-5400AX6S」は7月中旬にファームウェアアップデートで対応予定)。他社製品も含む同規格対応のルーター/中継機との組み合わせで、1台のルーターだけでは電波が届かない範囲もカバーして最適な通信経路を自動選択するメッシュネットワークを構築できる。なおバッファローのWi-Fi事業戦略の詳細については、発表会のレポートを参照いただきたい。
WSR-5400AX6S
Wi-Fi 6の4ストリーム通信と有線LANのギガビット通信が可能なWi-Fiルーター。カラーはシャンパンゴールドとマットブラックの2色。5GHz帯で最大4,803Mbps、2.4GHz帯で最大573Mbps、有線LANで最大1Gbps(いずれも理論値)の通信速度となる。Wi-Fi 6対応端末との通信速度や安定性を向上させるビームフォーミング、複数端末との通信を同時に処理するMu-MIMOの機能を搭載。加えて、バンド内の帯域を細分化して複数端末への通信を行うOFDMAにより、複数同時接続時でも高速で遅延の少ない通信を行える。セキュリティ対策として「ネット脅威ブロッカー ベーシック」の1年間無料ライセンスも付属している。
主な仕様は下記のとおり。
- 無線LAN周波数範囲 5GHz:W52 36/40/44/48ch(5,180~5,240MHz)、W53 52/586/60/64ch(5,260~5,320MHz)、W56 100/104/108/112/116/120/124/128/132/136/140ch(5,500~5,720MHz、W56(新電波法対応) 144ch
- 無線LAN周波数範囲 2.4GHz:1~13ch(2,412~2,472MHz)
- 無線LAN準拠規格・最大転送速度(理論値) 5GHz:IEEE802.11ax/4,803Mbps(160MHz 4×4)、IEEE 802.11ac/3,466Mbps(160MHz 4×4)、IEEE 802.11n/600Mbps(40MHz 4×4)、IEEE 802.11a/54Mbps
- 無線LAN準拠規格・最大転送速度(理論値) 2.4GHz:IEEE802.11ax/573Mbps(40MHz 2×2)、IEEE 802.11n/300Mbps(40MHz 2×2)、IEEE 802.11g/54Mbps、IEEE 802.11b/11Mbps
- 無線LANセキュリティ:オープン認証、WPA、WPA/WPA2-mixed、WPA2、WPA2/WPA3、WPA3、Any接続拒否、プライバシーセパレーター、MACアクセス制限
- 無線LANアンテナ:4本(5GHz)、2本(2.4GHz)
- 有線LAN伝送速度:WAN側1Gbps、LAN側1Gbps
- 有線LAN WAN側IP取得方法:手動/DHCP/PPPoE/DHCPv6-PD/IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)
- 有線LANセキュリティ:ステートフルパケットインスペクション(SPI)、パケットフィルタリング、VPNマルチパススルー(PPTP)
- 有線LANポート:WAN×1、LAN×4
- サイズ・重さ:W59×D175×H177mm(付属品および突起物を除く)、約650g(本体のみ)
WSR-1500AX2S
こちらはWi-Fi 6の2ストリームに対応のエントリーモデルで、カラーはブラックとホワイトの2色。通信速度は、5GHz帯で最大1,201Mbps、2.4GHz帯で最大300Mbps、有線LANで最大1Gbps(いずれも理論値)となる。その他の仕様詳細は、製品発表の時点では公開されていない。