iPhoneに乗り換えてからご無沙汰だったキャリアのショートメッセージ(SMS)、ここ数年受け取る機会が増えていませんか? それもそのはず、利用にユーザ認証(サインイン/ログイン)を必要とするオンラインサービスの多くが、「2段階認証」の利用を推奨しているからです。
2段階認証とは、ID/パスワードの入力にくわえて別の方法でもユーザ確認を行うしくみのことです。スマートフォンの場合、1段階目のサインインを実行すると6桁前後のランダムな確認コードがSMSで届くので、それを時間内に正しく入力すれば2段階目のサインインが完了します。
スマートフォンはいつも持ち歩くもの、そこに届いた数十秒ほどで無効になる番号を知ることができるのは持ち主だけ。だから安全・安心なサインイン方法というわけです。
2段階認証をSMSで行うよう設定したオンラインサービスは、SMSを受信しないかぎり先へ進めません。だからSMSが届かないと、とても困ることになります。
SMSが届かない原因は、オンラインサービス側/通信回線そのもののトラブルを除けば、iPhone側の設定に問題があると考えられます。SMSはキャリアの回線を経由して届くため、まずはモバイル回線の状態を確認しましょう。「設定」→「モバイル通信」画面を開き、「モバイルデータ通信」がオフになっていなければOKです。
デュアルSIM環境で利用している場合は、オンラインサービスに登録している電話番号の回線がオフになっていないか確認しましょう。モバイルデータ通信に使う回線を入れ替えたときなど、なにかの拍子でオフになっているかもしれません。また、使用できるパケットに上限があるプランで利用している場合には、パケットの残量が尽きてしまい、モバイルデータ通信ができなくなっている可能性があります。確認してみましょう。