ヤマハ発動機は5月18日、荷物の積みやすさを重視した三輪の電動アシスト自転車「PAS ワゴン」の2021年モデルを発表した。6月18日に発売する。価格は214,500円。本体カラーは従来モデルから継続となるエスニックブルーとアイボリーに、新たにカカオを加えた3色となる。

  • PAS ワゴン。新色のカカオ

PAS ワゴンは、使いやすく便利な機能の充実をコンセプトにしつつ、積載性を重視したモデル。後輪が二輪になった三輪タイプで、乗車時にまたぎやすく、停車時の足つきも容易な低床U型フレームを採用する。バスケットは前後に搭載し、特にリア側は多くの荷物を載せやすいようバスケットの重心が低い。バッテリー残量や操作ボタンの表示が大きくて見やすい「液晶かんたんスイッチ」や、シンプルな「強」と「弱」の2つの走行モードを備える。

2021年モデルでは、高回転ペダリング時でも乗り心地を快適にするアシスト制御(アシストフィーリング)の変更や、「強」モード時でのアシスト力の強化といったアシスト性能の見直しを図った。

  • 前モデルから継続となる本体カラー、エスニックブルー(左)とアイボリー(右)

PAS ワゴンの主な仕様は、バッテリー容量が15.4Ah、充電時間は約4時間。1回の充電あたりの走行距離は強モードで57km、弱モードで77km。本体サイズは、全幅が580mm、全長が1,665mm、サドル高が710~825mm、重さは29.3kg。適応身長は139cm~。