キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は4月15日、クラウド型メール情報漏えい対策サービス「GUARDIANWALL Mailセキュリティ・クラウド」において、添付ファイルZIP暗号化(PPAP)問題の対策として機能拡張と新サービスを開発しており、今秋までに提供開始を予定していることを発表した。

  • 添付ファイルZIP暗号化(PPAP)問題の対策として、機能拡張と新サービスを開発中

    キヤノンMJは、添付ファイルZIP暗号化(PPAP)問題の対策として、機能拡張と新サービスを開発中

「MailConvert on Cloudプレミアム」は、メールを誤った相手に送った場合でも、添付ファイルからの情報漏えいを防ぐ誤送信対策ソリューション。現在開発中のPPAP対策機能は、メール送信時に添付ファイルを自動的にサーバーへアップロードし、受信者がファイルをダウンロードできるURLをメール本文に自動挿入する「添付ファイルダウンロードリンク化機能」を実装するという。

さらに、顧客の運用にあわせて添付ファイルのZIP暗号化、もしくはダウンロードリンク化を自由に選べるように機能を拡張するということだ。同機能拡張は、8月の提供開始を予定している。

また、2021年秋に正式リリースを予定している「Outbound Security for Microsoft 365」は、メールの誤送信対策を手軽に簡単に実現できるMicrosoft 365向けの新たなクラウドサービス。メールの送信前チェックと添付ファイルのダウンロードリンク化の2つの機能で、顧客に安全なメール送信環境を提供するとしている。

現在、「Outbound Security for Microsoft 365」同サービスの無償サービスモニターを募集しており、そのフィードバックを製品機能に反映させたうえで正式リリースするということだ。なお、モニターが正式利用を申込む際は、初年度費用が半額となる特典が用意される。