誰にもジャマされずぐっすり眠りたいとき、長時間の重要会議に入るとき、とにかく外界からの情報をシャットアウトしたいとき、iPhoneの「おやすみモード」が効果を発揮します。使いかたはかんたん、コントロールセンターで三日月ボタンをタップすればOK。それだけで、アラームなど緊急性が高い用事でないかぎりiPhoneは静かになります。

有効な間は着信音も鳴らなければ通知も表示されないという便利な機能ですが、ひとつ難点が。用事が済んでもオフにすることを忘れてしまい、電話の着信やメッセージの到着に気付かないことがあるのです。そうすると今度は大切な電話やメッセージにすぐ対応できないため、これはしまった、という事態になりかねません。

「おやすみモード」にしたことを忘れない方法はありませんが、自動オン/オフする時刻をあらかじめ指定しておくのが有効な対策です。『設定』→「おやすみモード」の順に画面を開き、「時間指定」スイッチをオンにして開始/終了時刻を入力しましょう。終了時刻を16時や17時など昼間の時間にしておけば、朝までおやすみモードだった、という事態は防げます。

おすすめは、位置情報と連動させた機能の自動オフです。おやすみモードを開始するとき、コントロールセンターの三日月ボタンをタップするのではなく、長押し(プレス)してみましょう。「1時間」や「今日の夜まで」にくわえ、「この場所から出発するまで」という選択肢が表示されたはずです。

「この場所から出発するまで」をタップすると、iPhoneが現在地から移動したと判断されるとおやすみモードがオフになります。自宅や会社を出たタイミングで自動オフになるわけですから、おやすみモードにしていたことを忘れてしまっても問題ありませんよ。

  • おやすみモードにしたことを忘れそうなら、「この場所から出発するまで」を選びましょう