arcserve Japanは4月7日、統合バックアップ・リカバリソリューションの最新版「Arcserve Unified Data Protection 8.0(Arcserve UDP 8.0)」を、同日から受注開始すると発表した。従来の永久ライセンスに加え、1年単位から購入できるサブスクリプションライセンスも新たに提供する。

税込み価格は、Arcserve UDP 8.0が11万円(1年間の保守サポート含む)~、Arcserve UDP 8.0サブスクリプションが3万6,960円(同)~。

最新版のArcserve UDP 8.0では、Microsoft 365 に関連する各アプリケーションでのデータ保護機能が強化された。OneDrive リストアの強化、SharePoint Onlineでのサイト バックアップ機能の拡充、Teamsのデータ バックアップ・復元のサポート、Office365グループサポートといった強化がなされている。

また、サポート対象プラットフォームとして新たにファイルストレージサービスNutanix Files を追加し、オプション機能を使用してNutanix Files内のデータをバックアップする。

Arcserve UDP 8.0とArcserve UDP Cloud Hybridを組合せて利用している場合、クラウド側からの逆レプリケーションに対応することでホスト名の提供やポート開放が不要となり、万一の際の復旧の手間を省くことが可能だという。さらに「復旧ポイントのコピー」が、Amazon S3が提供するオブジェクト削除や変更を強力に制限するオブジェクトロック機能に対応した。

そのほか、Arcserve UDP エージェント(Windows)の設定を JSON形式でエクスポート可能となり、この設定ファイルをインポートすることで再設定や他のマシンへの移行が簡単になるということだ。

また、保護対象や台数に依存しない容量課金でのサブスクリプションライセンスの提供を開始した。これにより、クラウド環境でのバックアップがより導入しやすくなるとしている。さらに、Microsoft 365 10ユーザ向け価格を従来価格(税込み5万5000円)から半額以下の税込み2万6,400円に値下げされた。