Androidスマホ、キーボードを切り替える方法と設定 -2021年版

「Google日本語入力」がサポート終了、「Gboard」への切り替えを

Androidスマートフォンでは、キーボードアプリを使ってタッチ操作で文字入力を行います。キーボードアプリはGoogle Playからインストールして追加することが可能で、複数のキーボードを切り替えて利用することもできます。

この記事では、2021年3月31日の「Google日本語入力」サポート終了にあたって、同じGoogle製の「Gboard」への移行を例に、キーボードアプリのインストール方法と切り替え手順を紹介します。

現在使っているキーボードアプリを確認する

Androidスマホでは使用している機種によって、標準のキーボードアプリが異なります。普段使っているキーボードアプリがわからない場合は、ホーム画面などから「設定」アプリを起動し、「システム」項目で確認しましょう。

• 【1】Androidスマホの「設定」画面で「システム」項目をタップして開きます（スマホによって項目名などは異なります）

• 【2】「システム」画面の「言語と入力」欄に表示されているのが、現在使用しているキーボードアプリです。この画面では「Google日本語入力」が使われています

• 【3】他にどんなキーボードアプリがインストールされているかを確認したい場合は、「システム」→「言語と入力」をタップして「画面上のキーボード」項目をタップします

• 【4】「画面上のキーボード」画面に利用可能なキーボードアプリが一覧表示されます

新しいキーボードアプリのインストールと切り替え

Googleが提供するAndroid向けのキーボードアプリ「Google日本語入力」を利用しているユーザーも多いと思いますが、同アプリは2021年3月31日でサポート終了となりました。執筆時点では利用を続けることは可能ですが、今後のアップデートは見込めないため、新しいキーボードアプリへの移行が推奨されています。ここでは、今後のGoogle標準となるキーボードアプリ「Gboard」への移行を例に、キーボードアプリの追加方法と切り替え手順を説明します。

Google標準のキーボードアプリ「Gboard」をインストール

Googleでは、「Google日本語入力」と「Gboard」という2つのキーボードアプリを提供していましたが、2021年4月からはGboardに一本化されることになりました。使い勝手は大きく変わらないので、Google日本語入力を使っていたユーザーの乗り換え先として好適です。GboardはGoogle Playから無料でインストールできます。

• 【1】Google Playを起動して検索キーワードの入力欄に➀「gboard」と入力し、下に表示される候補から②「Gboard-Googleキーボード」をタップします

• 【2】「Gboard-Googleキーボード」画面に切り替わるので「インストール」ボタンをタップしてスマホにインストールします

• 【3】Gboardのインストールが完了したら「設定」画面を開きます。「システム」→「言語と入力」→「画面上のキーボード」と進んで、「＋キーボードを管理」をタップしましょう

• 【4】「キーボードを管理」画面が表示されたら、一覧にある「Gboard」項目をタップしてスイッチをオンにします（注意画面が表示されたら「OK」をタップ）。これでGboardが有効化され、利用可能な状態になりました

キーボードアプリを切り替える方法

キーボードアプリをインストールして有効化できたら、切り替えて使ってみましょう。最近のAndroidスマホならば、入力画面のキーボード下にある「キーボード」アイコンからキーボードアプリを切り替えることができます。

• 【1】ホーム画面の検索ウィジェットなどをタップしてキーボードを表示したら、最下部にある「キーボード」アイコンをタップします

• 【2】「画面上のキーボードの変更」画面が表示されるので、切り替えたいキーボードアプリ、ここでは➀「Gboard」をタップします。入力レイアウトの選択画面では②「スキップ」をタップしておきます（あとから設定できます）

• 【3】キーボードアプリにGboardが選択され、キーボードのレイアウトが切り替わりました

12キーとQWERTYキーボードの便利な使い方

Gboardも含め、Androidで利用できるキーボードアプリの多くは「12キー」と「QWERTY」という2つのキーレイアウトが用意されています。「12キー」はフリック入力に最適化されたレイアウト、「QWERTY」はパソコンのキーボードと同じレイアウトを採用しています。用途や好みに応じて使い分けるとよいでしょう。

「かな」「英字」「数字」の切り替え

「12キー」では、左下の「あA1」キー（文字キーとも呼ばれます）をタップすると「かな」「英字」「数字」の順番にレイアウトが切り替わり、効率的に日本語、英字、数字の入力が行えます。

• 【1】Gboardを例に切り替えの手順を紹介します。この画面は「12キー」の「かな（ひらがな）」レイアウトです。左下の「あa1」キーをタップしましょう

• 【2】「英字（アルファベット）」レイアウトに切り替わりました。もう一度「あa1」キーをタップしてみます

• 【3】「数字」レイアウトに切り替わりました。入力したい文字に合わせてレイアウトを切り替えるのが基本的な使い方となります

QWERTYキーボードの表示方法

パソコンと同じ配列のキーレイアウトを採用した「QWERTY」キーボードは、英字の入力に適しています。ログインパスワードなどを入力する際に使うと効果的です。Gboardでは「英字」レイアウトをQWERTYキーボード、「かな」「数字」を12キーに設定することもできます。

• 【1】まずはGboardの設定画面を表示させます。➀「あa1」キーを長押しするか、②キーボード上部の設定アイコンをタップしましょう

• 【2】設定画面が表示されたら、➀「言語」項目をタップ。「言語」画面に切り替わったら②「日本語 12キー」項目をタップします

• 【3】「日本語」画面が表示されるので、画面上部のサムネイル一覧から➀「QWERTY」をタップしてチェックを入れ、画面を下にスクロールします。②「英字入力はQWERTY」項目をタップしてスイッチをオンにし、③「完了」ボタンをタップします

• 【4】「かな」レイアウトの12キー画面で、➀「あa1」キーをタップすると、②QWERTYキーボードが表示され、パソコンと同じ配列のキーボードで入力できるようになります