SAPジャパンは4月2日、沖縄県沖縄市コザのまちづくりを目的としたNPO法人・コザまち社中と共同で、多世代向け教育プログラムの実施拠点「Hanaわらび」を沖縄市の一番街に開設し、4月3日より活動を開始することを発表した。

  • 「Hanaわらび」Webサイト

    「Hanaわらび」Webサイト

Hanaわらびでは、「すべての世代に可能性を」をビジョンとして掲げ、子ども心を持ったすべての世代に教育を届けることで、地方創生のための人材育成の支援を行うという。具体的には、PCプログラミングやデジタル工作といったICT教育プログラムを子ども・学生・大人を対象に定期的に行うということだ。

また、ICT教育プログラムの実施拠点としてだけではなく、新たな地域人材リソースの“関係人口”を増加させるためのハブとしての役目を担い、地域課題解決のためのデザインシンキングワークショップの開催、経営をシミュレーションゲームで学ぶ「ERPsim」の実施などを企業や学生主導で行い、地域内外のコミュニティスペースとして機能することで、沖縄市を盛り上げていくとしている。

両者の役割として、コザまち社中はHanaわらびの運営やコミュニティ作りの支援、および賛同企業ととともに、実施するプログラムのコーディネートを行う。SAPジャパンは、HanaわらびにおいてSAPのテクノロジーや知見を活用し、プログラミングやデザインシンキングなどのワークショップ開催支援、ERPsimの提供および支援を実施する予定だという。

沖縄市長の桑江朝千夫氏は、次のように述べている。「Hanaわらびの活動を通じて、こどもたちをはじめ、市民が様々なICT教育の機会を享受し、沖縄アリーナを核としたスポーツとICTを融合させた新たなアイデアが創出され、沖縄市の地方創生につながることを大いに期待しております。」