ウェブレッジは2月10日、GIGAスクール構想に則した教育コンテンツ開発向けのシステム検証サービス「GIGAスクール検証パッケージ」の提供を開始すると発表した。
文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」は、2023年度までに、義務教育を受ける児童生徒に1人1台の学習者用PCと高速ネットワーク環境を整備する計画のこと。
同サービスは、GIGAスクール構想に対応した実際の教室環境を廃校となった旧郡山市立大田小学校内に構築し、その環境下で教育ICTサービス・機器の評価を行う。教育関連サービスや機器を提供するEdTech企業やメーカー企業が、サービスをリリースする前に、実際の教室を想定した環境下での動作確認や使いやすさの評価などを行うことが可能。
具体的には、同社が保有しているChromebookやiPad、Windows PCなどGIGAスクール構想標準仕様端末25台を活用しシステムや多端末、相互接続性などの検証を行う。
同社は今後、GIGAスクール対応端末を随時追加するほか、機器同士の連携を想定したIoT機器、教育アプリやコンテンツの導入、オンライン授業を想定した環境づくり、STEAM教育やVRを使った教育に適した教室の構築などさまざまな取り組みを実施する方針だ。