NTTドコモは3月22日、同社が提供する「ドコモメール」(@docomo.ne.jp)向けのフィッシング詐欺メール対策として、ドコモおよび企業・団体の公式アカウントから送信されたメールに公式マークを付ける新機能を発表した。2021年5月中旬以降に提供する予定。利用料は無料。

  • 公式アカウントマークの例(Android向け「ドコモメール」アプリ)

今回発表された「ドコモメール公式アカウント」機能は、公式アカウントから送られたメールに対して、「ドコモメール」アプリまたは「ドコモメール」(ブラウザ版)上で公式アカウントのマークを表示するもの。実在する企業やサービスを装い口座情報やアカウント情報などを盗み出そうとするフィッシング詐欺メールを防ぐ目的で提供される。

同機能の提供により、公式アカウントを装って送信された詐欺メールには公式マークが表示されないため、送信元を判別しやすくなる。3月22日時点の対応公式企業・団体はSMBCグループ、佐川急便、日本郵政グループ、三菱UFJ銀行、LINE、楽天。

公式マークの表示を希望する企業、団体は、ドコモの専用ページから申し込む必要がある。送信ドメイン認証(SPF)を導入していることや、専用のエンベロープfromドメインを利用していることなど一定の条件があり、審査の上で契約になる。