オンキヨーホームエンターテイメントは、ワイヤレスで自由にスピーカーをレイアウトできるホームシアターシステム「SOUND SPHERE(サウンド・スフィア)」の先行販売を、クラウドファンディングサービスのGREEN FUNDINGで3月15日に開始した。2.1/3.1/5.1chの3種類があり、5.1chシステムは一般販売予定価格(109,800円)から約16%オフの91,800円で購入できる先着100人向けのプランなどを用意している。
ワイヤレス音声伝送技術「WiSA」を採用し、複数のワイヤレススピーカーと音声送信機が無線で連携。スピーカーケーブルなしで、テレビ画面やタブレットの画面の映像と音声のズレが少ない低遅延なワイヤレス伝送ができ、8chの高音質音声の同時送信も可能としている。
テレビと送信機はHDMIケーブル1本でつなげる。テレビからの音声をロスレスで送信できるeARCに対応しており、Blu-rayの⾮圧縮の96kHz音声をWiSA技術によって低遅延でワイヤレススピーカーに送り出し、「余すことなく映像コンテンツに⼊っている『音』を楽しめる」とする。
eARC対応テレビであれば、Dolby Atmos音声を収録したBDソフトや、映像ストリーミングサービスのDolby Atmosコンテンツがワイヤレスシアターシステムで楽しめ、さらにDolby Atmosのハイトバーチャライザーにも対応。「Sphere(球体)な空間で、高音質・高画質のコンテンツに没⼊できる」としている。
用途に合わせて3種類のラインナップを用意。音楽系のソース向けの2.1chシステム、センタースピーカーを追加し、ライブ演奏でボーカルを際立たせたい人や、ドラマなどナレーションの多いソースを中心に楽しみたい人向けの3.1chシステム、家をライブ会場にしたい人や、最新サラウンド音声の入ったゲーム、本格的な映画視聴を楽しみたい人向けの5.1chシステムを展開する。
今回のクラウドファンディングは5月13日まで実施し、7月初旬に配送予定だという。なお、一般発売時の予定価格は以下の通り。センタースピーカーやリアスピーカーは追加販売を予定しており、購入後のステップアップも可能だという。
- 2.1chシステム:74,800円
- 3.1chシステム:89,800円
- 5.1chシステム:109,800円
設定は以下の5ステップで楽に設定でき、「簡単に自宅が感動のライブ会場になる」とアピールしている。
- テレビと送信機をHDMIケーブルで接続
- 各スピーカーの電源ケーブルを挿し込み、電源を入れる
- 専用アプリをスマホにダウンロード
- アプリの「スピーカー検索」で各スピーカーを見つける
- アプリの「スピーカー設置」でテスト音を聴いて、配置を確認。間違っていた場合は、画面上でドラッグアンドドロップしてスピーカーの位置を直す
各スピーカーは、適度な堅さでムラのない密度を持つ、MDF材を採用。「小さいながらもずっしりと重く、太く力強い音を再生する」としている。サブウーファーはスリムデザインを採用し、ソファの下などさまざまな場所に設置できる。センタースピーカーはフロントスピーカーと同じユニットを2個搭載し、「ボーカルがテレビから飛び出すような臨場感を与える」とのこと。いずれも好きな場所に置いてレイアウトを決め、電源ケーブルをつなぐだけで利用できるという。
なお、オンキヨーはSOUND SPHERE 5.1chシステムの試聴・体験会を、東京・両国にある「ONKYO BASE」で3月18日から4月3日まで実施する。場所は東京都 墨田区横網1丁目10-5 KOKUGIKAN FRONT BUILDING 3F。完全予約来店制で、予約システムから事前予約が必要だ。詳細は同社予約サイトを参照のこと。来場が難しい人向けのオンライン相談サイトも期間限定で開設している。