HTC NIPPONは3月15日、従来より小型化した次世代VIVEトラッカー「VIVEトラッカー3.0」と、顔の動きを正確にトラッキングする「VIVEフェイシャルトラッカー」を国内発表した。2製品とも4月9日に発売予定で、希望小売価格はいずれも17,500円(税込)。

  • VIVEフェイシャルトラッカーとVIVEトラッカーを4月9日に発売

VIVEトラッカー3.0

VIVEトラッカー3.0は、VIVEヘッドマウントディスプレイ用トラッカーの第3世代製品。前世代のVIVEトラッカーと比べ、75%バッテリー寿命が伸び、15%軽量化。また、33%の小型化を果たし、全体のフットプリントが縮小している。

サイズは70.9×79.0×44.1mm、重さは75g。対応トラッキングはSteamVR BS1.0および2.0。FOV(視野角)は240度。1回の充電で最大7時間の連続使用が行える。

  • VIVEトラッカー3.0

VIVEフェイシャルトラッカー

VIVEフェイシャルトラッカーは、唇、頬、歯、舌、顎(あご)、顎先(あごさき)の変化を読み取り、38種類の顔の動きを、デュアルカメラと赤外線センサーでトラッキングできる顔用のトラッカー。VIVEヘッドマウントディスプレイの下部に取り付けて使用する。

笑顔やしかめっ面など、下部顔領域のほぼ全体を正確にリアルタイムで描写できるといい、VRによるコミュニケーションに役立てる。応答時間は10ミリ秒未満で、トラッキングレートは60Hz。

対応のアプリケーションはVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」、VRプラットフォーム「Neos VR」など。UnityとUnreal Engineの両方をサポートする。

  • VIVEフェイシャルトラッカー