オンキヨーホームエンターテイメントは、クラシックなロゴを使ったオンキヨーブランドの新シリーズ「Onkyo Classic Series」(オンキヨークラシックシリーズ)を発表。第1弾製品として、Bluetoothレシーバー機能を搭載したポータブルターンテーブルを2021年7月から国内で販売開始する。
Onkyo Classic Seriesの商品は、同社が開発やグローバルでの販売展開を行い、「従来のオンキヨーブランド製品とは異なるチャネルや顧客への訴求を図る」としている。クラウドファンディングや、アパレルとのコラボレーション、セレクトショップやレコード専門店での展開なども予定。
第1弾製品のポータブルターンテーブルは、Bluetoothレシーバー機能を備えているため、レコードだけでなくスマホなどの音楽もプレーヤー内蔵のスピーカーで手軽に楽しめるという。
今後、ラジオカセットプレーヤーやBluetoothスピーカーなどラインナップの充実を図り、ライフスタイルや音楽の楽しみ方を提案。「長年にわたるものづくりで培ってきた技術やノウハウに“新しい何か”を加えることで、驚きと感動を提供する」としている。
同社では市場背景として、ストリーミングやサブスクリプションサービスの普及もあり、音楽視聴スタイルが「音質を追求すること」よりも「PCやスマホを用いて音楽を生活シーンの中で手軽に聞くこと」が主流となっていると説明。さらに、若者層を中心としたアナログ回顧ブームの盛り上がりも受け、「シニア世代にとっての懐かしい物が、若者層にとってはレトロ、グランジ、ビンテージなどのファッションジャンルのひとつとして受け取られてる傾向がある」と分析している。
なお、日本レコード協会の調査では、2020年度の国内アナログレコード市場は21億2,000万円、数量では109万枚となり、3年連続で20億円以上の規模を維持。特に邦楽レコードは金額が前年比121%、数量は前年比116%と伸長しているとのこと。