Microsoftは3月9日(米国時間)、「Microsoft Edge Legacy desktop application support ends today - Microsoft Edge Blog」において、予定通り、Microsoft Edge Legacyデスクトップアプリケーションのサポートを正式に終了したと伝えた。Microsoft Edge Legacyに対して今後セキュリティ更新プログラムは提供されず、さらに4月に提供が予定されているWinodwsの累積セキュリティ更新プログラムを適用すると自動的に削除され、新しいMicrosoft Edgeへ置き換わるとされている。

  • Microsoft Edge Legacy desktop application support ends today - Microsoft Edge Blog

    Microsoft Edge Legacy desktop application support ends today - Microsoft Edge Blog

現在、Microsoft Edge Legacyでキオスクモードを使用している場合は注意が必要。2021年4月のWindows Updateを実施するまでに移行を行う必要がある。その手順は「What you need to know about kiosk mode when support for Microsoft Edge Legacy ends - Microsoft Edge Blog」に掲載されている。Microsoft Edge Legacyを使い続けることはできず、新しいMicrosoft Edgeへ移行してからそこでキオスクモードを使う必要がある。この処理はWindows Updateを適用する前に行う必要があるとされており注意が必要。また、完全な互換性があるわけではないため、処理を完了させる前にテストを行うことが推奨されている。

MicrosoftはWindows 10を発表した当初、デフォルトのWebブラウザをInternet ExplorerからMicrosoft Edgeへ移行させることを望んでいた。しかし、ユーザーはGoogle Chromeへの移行を進めるなど、状況はMicrosoftの期待したようには進まなかった。

しかし、Chromium技術をベースに新しく開発したMicrosoft Edgeは好調だ。ユーザーの多くがこの新しいMicrosoft Edgeを使うようになっており、シェアは増加している。すでに多くのユーザーが新しいMicrosoft Edgeを利用しており、古いMicrosoft Edgeのサポート終了の影響は限定的なものになるとみられる。