どんなときに「iPhoneを探す」をオフにする?

本来、「iPhoneを探す」は常にオンにしておくべき機能ですが、オフに変更すべき状況もあります。たとえば、iPhoneを修理に出すとき、iPhoneを下取りに出したり売却するとき、家族や他人に譲渡するときがその代表的な場面です。また、iPhoneを初期化するときにも「iPhoneを探す」をオフにするよう求められます。

  • 修理、下取り、売却、譲渡、初期化以外のシチュエーションでは、「iPhoneを探す」をオフにするメリットはありません。もし紛失したり盗難に遭ったときでも、iPhoneの場所を特定できる可能性があるからです

それでは、この記事の本題である「iPhoneを探す」をオフにする方法を説明していきます。検証環境はiOS 14.4です。

手元にあるiPhoneの「探す」をオフにする

手元にiPhoneがある場合はとても簡単です。まずは「設定」内の一番上にある自分の名前(アカウント部分)を選択。次の画面で「探す」から「iPhoneを探す」をタップするとオフにできます。

  • ホーム画面から「設定」を開き、一番上にあるアカウント部分(自分の名前)を選択します

  • 「探す」に進み、「iPhoneを探す」をオフにしましょう

MacやWindows PCから「探す」をオフにする

iPhoneが手元になくても、MacやWindows PCから「iCloud.com」経由で「iPhoneを探す」をオフにできます。ただし条件として、iPhoneの電源が切れているか、iPhoneのネット接続がオフラインである必要があります。iPhoneが通信回線に接続されていると「iPhoneを探す」をオフにできません。

具体的な手順は、ブラウザから「iCloud.com」にサインインして「iPhoneを探す」を選択し、リストから対象のiPhoneを選ぶという流れです。

  • ブラウザで「iCloud.com」にアクセスした画面

    「iCloud.com」にアクセスして、サインインします

  • iCloud.comのトップページ

    「iPhoneを探す」を選択します

  • iCloudの「iPhoneを探す」、画面上部の「すべてのデバイス」を開いたところ

    画面上部の「すべてのデバイス」をクリックして開き、リストから対象のiPhoneを選択します。iPhoneのアイコンの画面が黒く塗りつぶされていれば、ネットに接続されていない(オフラインの)状態です

  • iCloudの「iPhoneを探す」、画面上部の「(対象iPhone名)」を開いたところ

    再び画面上部を見ると、①緑色の文字で対象のiPhone名が表示されているはずです。そのiPhone名をクリックして展開すると、②リスト内の対象iPhoneに「×」ボタンが付いています。その「×」ボタンを押します

  • iCloudの「iPhoneを探す」、「iPhoneを画面から削除しますか?」というダイアログ

    「iPhoneを画面から削除しますか?」というダイアログが出るので、「削除」を選択すると「iPhoneを探す」をオフにできます。画面右上にある「iPhoneを消去」ボタンを押すと、「探す」がオフになるのではなく、iPhoneを初期化する作業に続くので注意しましょう