2021年で創業140周年を迎えるセイコーウオッチから、1961年に登場した国産高級機械式時計「キングセイコー」のデザインを継承した復刻モデルが登場した。税込価格は385,000円、世界限定3,000本となる。

  • セイコー創業140周年記念限定モデル「キングセイコー“KSK”復刻デザイン」(SDKA001)

    セイコー創業140周年記念限定モデル「キングセイコー“KSK”復刻デザイン」(SDKA001)

オリジナルのキングセイコーは、当時のセイコーウオッチが独自の思想によってムーブメント設計やデザインを手がけた歴史的な1本。2021年はセイコーウオッチの創業140周年とともに、キングセイコーの60周年でもある。

最新のデザイン復刻モデル「SDKA001」は、1965年に発売された2代目キングセイコー(KSK)のデザインをベースにした。KSKは、エッジが立つシャープなケースや風防、太いかん足、低重心化による高い装着性といった特徴を持っていた。これらを最新のSDKA001にも受け継ぎ、さらに鋭く輝く多面カットのインデックス、太く長い針も見どころ。12時位置のインデックスも可能な限り忠実に再現したという。

  • 1965年発売のキングセイコー(KSK)

  • 復刻モデルのSDKA001は、現代の技術でKSKのデザインを再現

ケースサイズは、オリジナルの36.7mmからサイズアップした38.1mm(厚さは11.4mm)。新しい形状となるボックス型サファイアガラスの風防(内面無反射コーティング)によって、オリジナルの雰囲気を出しつつ、解放感・視認性・耐傷性の向上を図った。また、りゅうず、美錠、裏ぶたといった細部にも、KSKの意匠が再現されている。裏ぶたには「LIMITED EDITION」とシリアルナンバーを記した。

そのほか、ケース素材はステンレススチール(表面硬化技術のダイヤシールド加工)、ストラップ素材はクロコダイル、防水性能は日常生活用強化防水(5気圧)。自動巻き機械式ムーブメント「キャリバー 6L35」のパワーリザーブは約45時間。