音楽や映画、ドラマなど"聴き放題・見放題"のサービスは、そのほとんどが料金を支払い一定期間サービスを受ける形式の「サブスクリプションサービス」です。生活様式の変化により自宅で過ごす時間が長い現在、"サブスク"対応のアプリが人気を集めていますが、家族で利用する場合どうしていますか?
もちろん、App Storeでアプリをダウンロード、そこからアプリ内課金を利用してサブスク契約を開始...もちろんそれでOKですが、iPhoneを家族で利用する場合には、おトクにサブスクを利用できるのです。
iOS 14.2以降、ファミリー共有メンバーの誰かがアプリ内課金/App Store経由でサブスクリプションサービスに登録した場合、他のメンバーは追加費用なしにサブスクリプションサービスを受けることができます。つまり、家族のうち誰かが登録した"サブスク"は、同じ料金のまま他の家族も利用できるというわけです。ファミリー共有の最大登録数は6名ですから、多くの家庭では家族1人がサブスクに登録すれば全員で楽しめることになります。
ただし、このルールは開発者側がアプリ公開時に許可していないかぎり適用されません。適用されるかどうかは、アプリのダウンロードページに「ファミリー共有」のアイコンがあるかどうか、サブスクリプションを申し込むときの承認画面に「ファミリーサブスクリプション」と表示されているかどうかで区別できます。
ところで、Appleが2020年10月に提供開始した「Apple One」のようにファミリープランが用意されているアプリ/サービスは、この限りではありません。最大6名でファミリー共有できるものの、個人プランの価格で申し込んだものをファミリープランの価格で利用できるわけではないため注意しましょう。