ローランドは、スピーカー内蔵のポータブルピアノ「FPシリーズ」の新製品3モデル「FP-90X」「FP-60X」「FP-30X」を、2021年2月6日に発売する。価格はオープン、税込みの市場想定価格は「FP-90X」が204,000円前後、「FP-60X」が143,000円前後、「FP-30X」は80,000円前後となる模様。

  • ブラックモデル(左から「FP-90X」「FP-60X」「FP-30X」)

  • ホワイトモデル(左から「FP-90X」「FP-60X」「FP-30X」)

シリーズ最上位モデルとなる「FP-90X」は、ローランド最高峰のホームピアノに搭載している「ピュアアコースティック・ピアノ音源」と「ピュアアコースティック・アンビエンス」を搭載。美しく表現力の高いピアノサウンドと、演奏する空間の音響特性をモデリングで再現している。

「FP-60X」「FP-30X」は、「スーパーナチュラル・ピアノ音源」を採用。中級モデルという位置づけの「FP-60X」は、空間の響きを楽しめるアンビエンスを搭載し、臨場感のある演奏を可能とする。弾き語りに便利なマイク入力端子も装備した。よりスリムで軽量な「FP-30X」は、従来モデルの音とタッチのバランスが見直され、より華やかで粒立ちのよいサウンドに仕上がった。

全モデルで、Bluetoothオーディオ/MIDIに対応。ローランドが提供する無料アプリ「Piano Every Day」を使って、日々の練習を記録したり、内蔵曲を譜面表示することができる。「FP-90X」「FP-60X」には、外部から入力されるオーディオの曲のテンポに合わせてクリック音を鳴らせる新機能「オートテンポ」を搭載。Bluetoothオーディオ機能を利用すれば、好みの曲や動画の音声を再生して、クリック音を聞きながら一緒に演奏できる。

サイズは、「FP-90X」がW1,340×H136×D390mm(譜面立てなし)で、質量は23.6kg(譜面立て含む)、「FP-60X」がW1,291×H126×D344mm(譜面立てなし)で、質量は19.3kg(譜面立て含む)、「FP-30X」はW1,300×H151×D284mm(譜面立てなし)で、質量は14.8kg(譜面立て含む)。

本体のほか、ACアダプター、電源コード、譜面立て、連続検出対応のダンパー・ペダル「DP-10」(FP-90X/FP-60Xのみ)、ペダル・スイッチ「DP-2」(FP-30Xのみ)などが付属する。カラーは全モデル、ブラックとホワイトの2色を用意。