ローランドは、ハンマーアクション構造を採用した鍵盤を搭載する88鍵MIDIキーボードコントローラー「A-88MKII」を、2020年3月下旬に発売する。税込みの市場想定価格は110,000円前後。まもなく米国ラスベガスで開催される家電見本市「CES 2020(International Consumer Electronics Show)」でも展示される模様。

  • A-88MKII

  • リアパネル

同製品は奥行約27㎝のスリムなサイズながら、同社開発のハンマーアクション構造を採用した「PHA-4スタンダード鍵盤」を装備。音楽制作に必要な機能をシンプルに搭載し、複数の音色を重ねられる「レイヤー」や分散和音を鳴らせる高機能のアルぺジエーターなどで多彩な演奏表現ができるうえ、視認性の高い8つのつまみやパッドにさまざまな機能を割り当てて、自在にコントロールしながら創作にあたれる。

新機能「スナップ・ショット」では、レイヤー音色の割り当てや各種コマンドの細い設定をユーザーメモリーに保存し、瞬時の呼び出しや切り替えが行える。専用のコントロールアプリ「A-88MK2 CONTROL」(macOSおよびWindows用)を使うと、パッドやつまみに各種機能をスムーズに割り当てられ、すべてのレイヤーやコマンドを一目で確認できる。視覚的に認識しやすいようにパッドやつまみにカスタムカラーを設定することも可能だ。

本体にはMIDI端子だけでなくUSB Type C端子も装備し、MacやPC、スマートフォンなどとデータの送受信が行える。またMIDI2.0への対応も予定されている。

サイズは、W1,429×H119×D274mm。質量は16.3kg。本体のほか、USB Type-C to USB Type-Cケーブル、USB Type-C to USB Type-Aケーブルなどが付属する。