Samsung Electronicsでモバイルコミュニケーションビジネスを率いるTM Roh氏が公式ブログにおいて、2020年をふり返ると共に2021年のモバイル戦略について語った。その中でGalaxy Noteの人気機能を他の機種に採用し、フォルダブルデバイスを拡大すると述べ、また1月に何らかの発表を行うことを予告した。
1月に米ラスベガスで開催されるテクノロジー関連見本市CESが、今年はオンラインイベント(1月11日〜14日)になる。その最終日に合わせて、1月14日にSamsungがイベントを開催してGalaxy S21シリーズを発表するという噂がしばらく前から飛び交っていた。Galaxy Sファミリーの新製品を発表する時期としては早すぎるが、インドのSamsungストアの資料に基づいた噂だったため期待が高まっていた。Roh氏が1月に言及したことで盛り上がりに拍車がかかっている。
Galaxy Noteの機能ついては「人々を惹きつけるGalaxy Noteの体験に着目し、その人気の高い機能のいくつかを私達のラインナップの他のデバイスに追加することに心を躍らせています」としている。Noteの体験で人気の機能というと「手書き」、Sペンが次期Galaxy Sなど他のデバイスに採用されることが有力視されている。Galaxy Noteユーザーの心が躍るコメントだが、気になる噂もある。Samsungの今後の製品ラインナップのリーク情報にNoteがなく、Galaxy Sシリーズとの違いが年々小さくなっていることから、Galaxy Noteの体験が他のデバイスに吸収されてNoteが終了になるという噂だ。
フォルダブルについては、「先駆的なモバイルテクノロジーで時代を先取りしてきた伝統を踏襲し、フォルダブルのポートフォリオを拡大して、この画期的なカテゴリーに誰もがもっとアクセスできるようにします」としている。「Galaxy Z Fold 2」の登場時の価格は1,999USドル、縦折りスマートフォン「Galaxy Z Flip 5G」は1,449USドルだった。価格がフォルダブルスマートフォン普及のネックになっており、2021年の機種がどのくらいの価格帯で登場するかが注目点になる。