ローランドは、デジタル管楽器「Aerophoneシリーズ」の最上位モデル「Aerophone Pro(エアロフォン・プロ)」を2021年1月16日に発売する。予定価格は税込で165,000円前後。本製品は2020年12月11日から3日間オンラインで開催される、楽器総合イベント「2020楽器フェア オンライン」にも出品が予定されている。

  • Aerophone Pro

2016年に登場したデジタル管楽器「Aerophone」は2018年発売の「Aerophone GO」、2019年発売の「Aerophone mini」とラインナップを拡充してきたが、この度、最上位モデルとして「Aerophone Pro」を投入する運びとなった。

メタリックなアルミパネルをアクセントにしたステージ映えするデザインとなり、マウスピース内部にあるバイト・センサーやブレス・センサーの改善による演奏表現力の向上、最新音源の搭載などを柱としたプロ向けのモデルに仕上がっている。

その音源部分は、同社の「SuperNATURAL アコースティック音源」を搭載し、管楽器だけでなく、弦楽器、民族楽器の演奏も可能。また、シンセサイザーサウンドはフラッグシップシンセサイザー「FANTOM」や「JUPITER-X」にも導入されている最新音源システム「Zen-Coreシンセシス・システム」が採用されている。内蔵するサウンドは12カテゴリーで合計300以上。

また、プロのニーズに応えるべく、外部機器との拡張性にもフォーカス。シリーズ初のMIDI端子を装備し、外部のMIDI音源を鳴らせるようになった。USB MIDIにも対応し、DAWの内蔵/プラグイン音源の演奏も可能だ。

iOS/Androidに対応した専用アプリ「Aerophone Pro Editor」も用意され、Bluetooth MIDI機能により、Aerophone Pro本体に内蔵されている音色を細かく編集してカスタマイズしたり、Bluetoothオーディオ機能を使ってスマートフォンに保存している曲をAerophone Proで再生し、内蔵音色を利用して合奏するといったこともできるようになっている。

サイズはW133×H687×D84mm。質量は1,140g(電池含む)、本体のほか、ACアダプター、USBケーブル、マウスピース・キャップ、バンド、サム・フック・カバー、ウォーター・プロテクター、専用ハンド・キャリー・バッグなどが付属する。