アユートは、独自のドライバーを搭載する「Acoustune」ブランドの新製品として、ダイナミック型ドライバーとステンレスチャンバーを組み合わせるイヤホン「HS1300SS」を発表した。カラーバリエーションに青い「Azul(アズール)」と赤い「Rojo(ロホ)」をラインナップする。12月25日から発売予定で、価格はいずれも32,980円(税込)。

  • Acoustune、ステンレスチャンバー採用の「HS1300SS」 - 税込32,980円

    Acoustune「HS1300SS」

HS1300SSでは、従来機種HS1500に搭載されていた第3世代ミリンクスドライバーに、第4世代ミリンクスドライバーの開発で得られた技術と知見をフィードバックすることで、リファインしたという「改良型第3世代ミリンクスドライバー」を採用。ダイナミックドライバーの改良に伴い、心臓部を支える音響チャンバーをステンレス素材に変更し、共振抑制効果を高めた。

  • HS1300SS Azul

  • HS1300SS Rojo

また、次世代のAcoustuneアイデンティティを採用してハウジング形状を改善。ドライバーを格納する音響チャンバー部と、コネクターを格納する機構ハウジング部を完全に分離したモジューラー構造としており、音響部分と機構部分の相互干渉を減らすことで、音質の劣化を抑制。低域のレスポンスと音質劣化を改善し、重厚な音の厚みと高い解像度を獲得したとしている。

イヤーピース位置を2段階で調整できる2wayノズルを備えた。同梱のイヤーピースは開発リファレンスにも使用しているという「AET07」、中域から低域の厚みを増すという「AET08」、遮音性を重視したダブルフランジ形状の「AET06」、フォームタイプの「AET02」の4種類。高いフィッティングと好みに応じた音傾向の変化で、幅広い音響体験を提供するという。

付属する新ケーブル「ARC61」は2重ツイスト8芯構造で、導体には336本の極細OFCワイヤーを採用し、分岐部のY自スプリッターには新しくメタルパーツを用いた。プラグはL字型3.5mmステレオミニで、コネクタはPentaconn Ear。被覆素材は国産PVCで、外部からの振動を防ぎ、タッチノイズを抑制するとしている。

  • 新仕上げの金属製スプリッター

  • コネクタはPentaconn Ear

型式は密閉型で、搭載するのは10mm径ダイナミックドライバー。入力感度は110dB/1mWで、インピーダンスは32Ω。周波数特性は20Hz~20kHzで、重さは約52g。イヤーピース4種はS/M/Lが1ペアずつ付属し、キャリーケースも同梱する。