ビッグローブは11月18日、5G時代に向けて自社のモバイルコアシステムにNECの仮想化対応MVNOソリューションを採用したと発表した。

ビッグローブでは、通信量無制限で動画や音楽が視聴できるサービス「エンタメフリー・オプション」を展開してるが、昨今、在宅勤務をはじめ働き方の急変したことで、通信トラフィックも急激に変化し、サービスを支えるモバイルコアシステムが専用ハードウェアで構成されているため、柔軟性や拡張性の部分で課題を感じていたという。

  • ビッグローブが採用したNECの仮想化対応MVNOソリューション イメージ図

しかし、今回新たに導入したモバイルサービス基盤は、汎用サーバ上においてソフトウェアで構成されるため、故障発生時は予備のサーバにソフトウェアを移動することで復旧が可能になり、これまでのようなデータセンター現地でのハードウェア交換対応が不要になったという。これらの操作は自動的、もしくはリモートで行うことができるため、ビッグローブでは、データセンター緊急出動の7割削減が可能になるとしている。