SBクリエイティブは11月17日、リテール店舗内や病院の待合室、オフィスの休憩室など、人が密集しがちな場所にセンサを設置し、人口密度を自動判定することで、新型コロナウイルス(COVID-19)感染予防対策を目的とした映像や音声をサイネージ(ディスプレイなど)に表示することで密集解消を促す「密回避サイネージ」の提供を開始した。

密回避サイネージは、同社が開発した画像認識AIソフトウェアを活用し、Webカメラ経由で一定のエリア内(画像内)の人数をカウントし、密集度を瞬時に判定する機能が特徴。判定情報はモバイルインターネット網を介して店頭のデジタルサイネージや、パソコンやスマホ向けのウェブサイトに視覚的なビジュアル(コンテンツ)で表示する。

  • 人と人との距離が近い時にはソーシャルディスタンスを促す告知を表示

    人と人との距離が近い時にはソーシャルディスタンスを促す告知を表示

  • リテール店舗内の混雑状況をサイネージやスマホなどに表示

    リテール店舗内の混雑状況をサイネージやスマホなどに表示

  • 滞在人数や滞在時間なども把握でき、混雑回避の検討にも活用が可能

    滞在人数や滞在時間なども把握でき、混雑回避の検討にも活用が可能

すでに、店舗内でサイネージ導入している事業者などはサイネージをそのまま活用し、Webカメラなどの機器を追加することで、オプション的に機能を安価で付加することも可能。

同社は、ニューノーマルに即した新しいソリューションとして密回避サイネージの導入をスーパーマーケット、ドラックストア、コンビニエンスストアなど、さまざまなリテール店舗のほか、病院、役所、オフィスなどにも拡大していく計画だという。