タイガー魔法瓶は11月12日、IH炊飯ジャー<炊きたて>シリーズの小容量タイプ(最大炊飯容量は3.5合)となる「圧力IHジャー炊飯器<炊きたて>ご泡火炊き JPD-G060」を発表した。発売は12月1日で価格はオープン、推定市場価格は59,800円(税別)。カラーはオーガニックホワイトとピュアブラックの2色。

  • 圧力IHジャー炊飯器<炊きたて>ご泡火炊き JPD-G060

JPD-G060は、内なべとして複数の素材をコーティングした「遠赤9層土鍋かまどコート釜~ご泡火(ほうび)仕上げ~」を採用。なべの外側は上部と下部でコーティング素材が異なっており、上部には熱伝導性の高い銅素材の「かまどコーティング」、下部には蓄熱性の高い土鍋素材の「土鍋蓄熱コーティング」を施している。粒子の大きさが異なる素材を重ねることで蓄熱性を高め、沸とう時の火力を高めることができるという。

なべ内側には「遠赤土鍋コーティング」を採用。さらに、底面を凸凹のある新形状にすることで、沸とう時の泡立ちを強化している。内なべは金属製ながら、遠赤土鍋コーティングを採用することで土鍋のような細やかな泡立ちを実現。お米一粒ひと粒を細かな泡が包み込み、遠赤効果を高めることでお米のおいしさを引き出す。こうした特殊な土鍋コーティングによって、金属内なべながら土鍋で炊いたような旨味のあるご飯に炊き上がるとしている。

炊飯には大小ふたつの圧力ボールを制御して、1.25気圧・1.05気圧の圧力を使い分ける「可変W圧力炊き」を採用。炊きあげ時に約1.25気圧をかけ、ねばりともちもちした弾力を引き出す。炊きあげ後は、約1.05気圧まで減圧して高温で蒸らすことで、ベタつきを抑えてしっかりと炊き上げる。

新機能として、ご飯の冷凍保存に適した「冷凍ご飯」メニューを搭載。冷凍ご飯を解凍したときに発生するパサつき、冷凍したご飯をレンジで加熱することで発生するベタつきを抑えられるよう、芯までふっくらと炊き上げる炊飯プログラムとした。このほか、シャッキリとした食感でベタつきを抑えた「すし・カレー」メニューも新たに搭載。

お手入れ機能として、においが気になるときの「洗浄」コースは運転時間を短縮。これまでは通常洗浄が53分だったが、JPD-G060は圧力をかけて洗浄することで27分間と約半分まで短くなった。内なべには取っ手を設け、使用後すぐに取り出して洗えるほか、フレーム部分に凹凸をつけて「おねば」を剥がれやすくするなど、メンテナンス性も高くなっている。

本体サイズは幅22.7×奥行き30.5×高さ19.4cm、重さは約5kg。搭載メニューはエコ炊き、白米、極うま、早炊き、冷凍ご飯、すし・カレー、炊き込みおこげ、おかゆ、玄米、麦めし、雑穀、おこわ、調理。