アシストは、仮想環境のセキュリティルーム構築によりリモートでも強固なセキュリティ対策を実現する「セキュア・ワークスペース・ソリューション」を11月20日付けで提供開始すると発表した。

「セキュア・ワークスペース・ソリューション」は、デスクトップ/アプリケーション仮想化製品「Ericom Connect」と特権ID管理製品「iDoperation」を組み合わせ、仮想環境のセキュリティルームを構築する。

具体的には、機密情報を扱うサーバや、ミッションクリティカルなシステムを管理するサーバを操作できる特権IDの付与を適切な承認フローのもとで行い、作業者端末や作業時間も限定し、画面転送を使って操作する。

  • 「セキュア・ワークスペース・ソリューション」

作業者は利用申請を行い承認者の承認を得て、セキュア・ワークスペースに入室。協力会社の作業もリモートから申請やアクセスができる。パスワード管理はシステムで自動的に行い、オートログイン(シングルサインオン)機能により、サーバへログインする際にはパスワードを入力することなく、ログインを行うことが可能になる。

セキュア・ワークスペース内での操作はすべて証跡を取得。作業対象サーバと作業端末間のデータのアップロードのみ、ダウンロードのみ、または両方の禁止を設定することが可能さらに、操作画面上に作業者アカウント名や時刻を電子透かしで表示することによって、作業者端末側で画面を撮影することによる情報漏洩を抑止するという。

参考価格は、業務サーバ、業務端末の台数30台、総利用者50名、踏み台サーバ台数2台、踏み台サーバ同時接続ユーザ数10名で750万円(税別)。

同社では、強固なセキュリティ対策をリモートで実現したい金融機関などの企業、クラウドへのシステム移行を検討中の企業またはそれを支援するSIerなどを対象に、「セキュア・ワークスペース・ソリューション」を積極的に提案し、今後は、脆弱性管理やログ証跡管理まで幅広く支援するソリューションとしての展開も予定しているという。