最近、Apple Watchを使っている人を見かけることが以前よりもずっと増えました。これから使ってみようかお悩み中の方も多いのでは。この連載では、Apple Watchの基本的な使い方や便利な活用法をご紹介していきます。
最初に、そもそもApple Watchは何ができるのか、その全体像を見てみましょう。
自分の身体・生活の記録を取れる
Apple Watchは、身体や活動に関わる様々な数値をセンサーで自動的に計測・記録し、その傾向を確認。項目によっては改善のためのアドバイスをしてくれます。
単独の「○○機能」というより、複数の計測を継続的に行っていることがポイント。自分の状態を数値化することができ、自分自身を見直すセルフマネジメント、中長期的な健康・生活習慣の管理に役立ちます。
具体的に、どんな値が計測されているのかピックアップしてみましょう。
日常の活動量を測る「アクティビティ」
特定の種目で時間や消費カロリーを測る「ワークアウト」
活動中も就寝中も自動で計測する「心拍数」
就寝もサポートする「睡眠」
Apple Watch Series 6の新機能「血中酸素ウェルネス」
耳の健康を守る「環境音測定」
通知を確認・返信できる
iPhoneに通知が届くと、ペアリングされたApple Watchでも受信することができます。iPhoneが手元になくても重要な通知にすぐ気付くことができ、特に重要なものだけがApple Watchに届くようカスタマイズすれば、多すぎる通知に紛れることもありません。
また、一部のアプリではApple Watch上で通知に対するリアクションが可能です。リマインダーを実行済みにする、メッセージやLINEに返信する、といったことがApple Watch上で完結するので、iPhoneを手に取って操作する回数を削減できます。
Siriに頼める
調理中にタイマーをセットしたり、気付いたその時に予定やリマインダーを登録するなど、Siriを使えばiPhoneに触れずにいろいろな操作が可能です。翻訳はApple Watch上で読み上げてくれます。
Apple Payで支払い
Apple Watchにも「Wallet」アプリが搭載されており、Apple Payを使用できます。SuicaやQUICPay、iDなどの支払いが、Apple Watchだけで完結します。通勤用と個人用でSuicaを使い分けたい場合にも最適です。
変幻自在の「時計」
Watchアプリには、多彩なデザインの文字盤を提供する「文字盤ギャラリー」が用意されています。その中から使いたいものを「マイ文字盤」に登録し、カラーやダイヤルのスタイルをカスタマイズ。お気に入りをいくつも登録しておけば、バンドやファッションに合わせたコーディネートが可能です。
また、文字盤には色々なアプリの情報を常駐させる小窓「コンプリケーション」が配置されています。これは、必要な情報を文字盤上で確認したり、アプリへのショートカットとして使用することができます。
Apple Watchとは?
全体的なApple Watchの存在感を把握していただけましたでしょうか? 一言で言うなら、日常生活で1日を通して仕事や生活・健康管理をサポートしてくれるデバイス、といったところですね。ガラケーをiPhoneに置き換えたように、今の時計をApple Watchに置き換えると、きっと大きな変化を感じられると思います。
次回からは、Apple WatchとwatchOSの基本的な使い方と便利な活用法をご紹介します。