Bluetooth Special Interest Group(SIG)は米国時間10月14日、Bluetoothのオーディオ用コーデック「LC3」の仕様書を公開した。実際に製品やソリューションに採用されて消費者に届くのは、2021年以降になる見通しだという。

  • Bluetooth SIG、高音質で低消費電力な新オーディオコーデック「LC3」の仕様書を公開

LC3(Low Complexity Communications Codec)は、2020年1月に同団体が発表した「Bluetooth LE Audio」で使用するコーデック。SBCやAACなど従来使われてきたコーデックは「Classic Audio」としてまとめられ、新しく伝送時の消費電力が小さい「LE Audio」を設定。その中で使われるコーデックがLC3となる。

Bluetoothデバイスでの音声再生時にLE AudioのLC3を用いることで、音質を抜本的に改善できる他、転送量も半分に削減可能。HD Voice+やVoLTEネットワークで使われているような高音質な音声サービスをBluetoothヘッドセットで利用できるようになり、製品の小型化やバッテリー性能の向上できるとしている。