鹿児島工業高等専門学校(以下、鹿児島高専)と日本電気(NEC)は10月8日、学校教育におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)や地域振興等の活動を通じた新たな社会価値の創造を目的とした包括連携協定を、同日締結したことを発表した。

  • 包括連携協定締結の様子

    包括連携協定締結の様子

鹿児島高専とNECは今回、DXに触れる場作りとして、NECのAIやサイバーセキュリティ、顔認証等の技術を活用した研究や実証実験を共に行うことにより、将来を担うエンジニア人材教育やDXによる地域課題の解決と地域共創の実現を目指すという。

今回の包括連携協定を通じた取り組みとして、AIやサイバーセキュリティなどの最新デジタル技術の活用により、将来を担うデジタル人材やエンジニアの育成、キャリア教育を行うという。

また、図書館と女子寮にNECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術である顔認証技術を導入。入館時に未登録者アラームを出すことで不正侵入を検知してセキュリティを強化するほか、女子寮では顔認証での点呼を実施することで寮運営に関する業務を正確かつ効率的に行うということだ。

さらに、防災や観光などの地域課題に対し、DXによる解決方法を検討、地域共創の実現を目指すとしている。