9月1日に発表されたNVIDIAのGeForce RTX 30シリーズであるが、最初に市場投入されるのがGeForce RTX 3080であることは既に公表済である。そのGeForce RTX 3080の実機を入手したので、まずは外観をレポートしておこう。

  • GeForce RTX 3080 Founders Edition

    Photo01: パッケージの外寸は幅358mm、高さ167mm、奥行き110mm。パッケージ全体の重量は2.3Kg超(いずれも実測値)。

今回、手に入ったのは「GeForce RTX 3080 Founders Edition」で、NVIDIAのいわゆるリファレンスカードに相当する。製品の入ったパッケージそのものは従来のFounders Editionよりも更にシンプルな、黒にシルバーのストライプが入ったもの(Photo01)となっている。開封すると斜めにRTX 3080が鎮座している(Photo02,03)。

  • Photo02: 以前は箱に垂直に実装されていたが、RTX 3000シリーズでは斜めに切り替えた模様。

  • Photo03: 側面から。細かい所では静電防止フィルムでカバーするのをやめたようだ。あと、上下逆に格納されているのも判る。

表面(どっちが表なのか? という議論が発生しそうだが、タワーケースに装着すると下側になる面)はこんな感じ(Photo04)。裏面(Photo05)は排気口も兼ねているためか、全面スリット構造になっている。もっとも右の吸気ファン周辺はスリット風なだけだが。ちなみにこの状態で、裏側に照明を置いてカード右側を透かして見るとこんな具合に見える(Photo06)。細かい所では、Photo05のファンの左下には、こんな形でロゴが入っている(Photo07)。

  • Photo04: このファンは手前から冷却風を吸い込んで真裏に吐き出す。ちなみにカードは全長285mm、高さ97mm、厚み35mm、重量は1352.5g(いずれも実測値)と、結構大きく、重い。

  • Photo05: 左側はそのまま手前に排気する形。一方右にある吸気ファンから吸い込んだ冷却風は、右側に排気される形になる。

  • Photo06: ヒートパイプが4本走っているのが見える。抜けは良さそうだが、フィンの数が少ない気もするあたり、冷却効率的にはどうなのだろう?

  • Photo07: これは縦型ケースに装着すると丁度手前に見える位置である。ささやかな自己主張というあたりか?

バックパネルはフィンで埋め尽くされた感じ(Photo08)で、もう排気に全振りしましたといった構造なのが良くわかる。反対側はケース保持用のリテンションの取付穴があるだけである(Photo09)。補助電源コネクタは、独自の12pinのものに変わった(Photo10)。勿論既存の電源はこんなコネクタに未対応なので、8pin×2をこの12pinに変換するアダプタ(Photo11,12)が付属してくる。

  • Photo08: HDMIの位置が一番下(というか、手前というか)に移動した。法規制関連のマークが、無理やり狭い場所に詰め込まれている感じになっている。

  • Photo09: 厚みが良くわかるアングル。中央の黒い部分の下側に5mmほどの厚みのある部分が見えるが、これは基板のカバー。

  • Photo10: 基板そのものはカード全長の半分ちょいしかない関係で、位置はカードのど真ん中にある。

  • Photo11: 12pin側はこんな感じ。小さい事もあって、ちょっと挿しにくかった。

  • Photo12: 反対側。ここに8pin×2を接続する。

ということでまずは簡単にご紹介まで。性能評価などは近日中に掲載を予定しているので、もう少々お待ちいただきたい。