NTTドコモは、一部の銀行で電子決済サービス「ドコモ口座」の不正利用が発生していることを受け、9月10日からドコモ口座における銀行口座(35行)の新規登録を当面停止する。

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この不正利用は、第三者が銀行口座番号やキャッシュカードの暗証番号などを不正に入手し、ドコモ口座に銀行口座を新規に登録することで発生。ドコモによると、確認された被害は34件、合計で約1,000万円にのぼるとのこと。被害を受けた利用者への補償については「銀行と連携し、真摯に対応していく」としている。

今後、本人確認を「オンライン本人確認システム」(eKYC)で確実に行う対策を講じ、SMS認証も導入予定。10月中の再開を目指すという。

なお、eKYCとはelectronic Know Your Customerの略称で、d払いアプリで利用者と運転免許証などの写真付き本人確認書類を撮影し、撮影画像のアップロードを行うことで、撮影画像の人物と本人確認書類上の人物の同一性を確認する。ドコモ回線の契約者については、回線契約に基づき本人確認が行われている。