ASUS JAPANは8月31日、クリエイター向け液晶ディスプレイ3製品「ProArt Display PA32UCX-PK」、「ProArt Display PA278QV」、「ProArt Display PA248QV」を発表した。PA32UCX-PKは9月11日から、PA278QVとPA248QVは9月18日からそれぞれ販売を開始する。価格はオープン。

ProArt PA32UCX-PK

  • ProArt PA32UCX-PK

「ProArt PA32UCX-PK」は、4K解像度(ノングレア、3,840×2,160ドット)の32型ディスプレイ。視野角が水平垂直とも178度のIPSディスプレイを採用する。

バックライトは輝度調整の精度が高いミニLEDで、画面を斜めから見たときのハロー効果を軽減する「OCO(Off-Axis Contrast Optimization)」を搭載。

複数のHDRフォーマットとPQカーブをサポートする「ASUS Smart HDR」も搭載し、HDR方式はDolby Visionをサポート、PQ Hard Clip、PQ Optimized、 PQ Basicなど複数のHDR-10カーブに対応する。また、10-bit IPSと1,200nitsの最大輝度を備え、広い色域を実現する量子ドット技術にも対応。DCI-P3の99%、Adobe RGBの99.5%、sRGBの100%、Rec.709の100%とRec.2020の89%という、広い色域をカバーする。

画面表示はPicture in PictureやPicture by Pictureを用意するほか、ゲームなどでスムーズなプレイを実現する「Adaptive-Sync」や ちらつきを防止する「フリッカーフリー」、ブルーライトの波長を調整できる「ブルーライト軽減機能」、画面上に方眼やルーラー、枠線などを表示できる「Quick Fit機能」などを備える。

  • 遮光フードやキャリブレーションツール「X-rite i1 Display Pro」が付属

このほか主なスペックは、最大輝度が600cd/平方メートル、コントラスト比が1000:1(HDR時 1000000:1)、視野角が水平垂直とも178度、応答速度は5ms(GtoG)。

スタンド機能は、チルトが下5度/上23度、スウィーベルが左右60度、高さ調節が130mm、縦回転(ピボット)が左右回転90度で、VESAマウント100mmに対応。本体に3W+3Wのスピーカーを内蔵するほか、3.5mmステレオミニジャックの音声出力を装備する。

インタフェースは、Thunderbolt 3 USB-C×2、HDMI 2.0b×3、DisplayPort 1.2×1、USB 3.0 Type-A×3(デバイス接続用)。

本体サイズはW727×D240×H470〜600mm、重量は約14.64kg。DisplayPortケーブル×1本、HDMIケーブル×1本、Thunderbolt 3 ケーブル×1本、USB-Cケーブル×1本、USB-C to Aケーブル×1本、遮光フード、ディスプレイキャリブレーションツール「X-rite i1 Display Pro」などが付属する。

ProArt Display PA278QVとProArt Display PA248QV

  • ProArt PA32UCX-PK

「ProArt Display PA278QV」は、WQHD解像度(2,560×1,440ドット)の27型 IPSディスプレイ。「ProArt Display PA248QV」は、フルHD解像度(1,920×1,200ドット)の 24.1型 IPSディスプレイ。

両機種ともに、色域を9つのモードから素早く調整できるProArt プリセットを備えるほか、色調や温度、ガンマ値などをメニューで簡単に設定してカスタマイズしたり、全6色に対応したグレースケールスライダー(2点間)による自由な色調整が可能。

また、画面上に、A4用紙などの実際の紙と同じサイズの枠線を表示したり、画面を分割するグリッド線を表示したりできる「Quick Fit」機能を搭載するほか、ちらつきを防止する「フリッカーフリー」やブルーライトの波長を調整できる「ブルーライト軽減機能」も搭載する。

  • ProArt Display PA278QVの入出力ポート

「ProArt Display PA278QV」の主なスペックは、最大輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1000:1、視野角が水平垂直とも178度、応答速度は5ms(GtoG)。

スタンド機能は、チルトが下5度/上35度、スウィーベルが左右90度、高さ調節が150mm、縦回転(ピボット)が左右回転90度で、VESAマウント100mmに対応。本体に2W+2Wのスピーカーを内蔵するほか、3.5mmステレオミニジャックの音声出力を装備する。

インタフェースは、HDMI 1.4×1、DVI-D×1、 Mini DisplayPort 1.2×1、DisplayPort 1.2×1、USB 3.0×4。

本体サイズはW615×D226×H382〜532mm、重さは約7.72kg。HDMIケーブル×1本、USBケーブル×1本などが付属する。

  • ProArt Display PA278QV

「ProArt Display PA248QV」の主なスペックは、最大輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が1000:1、視野角が水平垂直とも178度、応答速度は5ms(GtoG)。

スタンド機能は、チルトが下5度/上35度、スウィーベルが左右90度、高さ調節が130mm、縦回転(ピボット)が左右回転90度で、VESAマウント100mmに対応。本体に2W+2Wのスピーカーを内蔵するほか、3.5mmステレオミニジャックの音声出力を装備する。

インタフェースは、HDMI 1.4×1、DisplayPort 1.2×1、 D-Sub 15ピン×1、USB 3.0×4。本体サイズはW533×D211×H375〜505mm、重さは約6.1kg。

  • ProArt Display PA248QVの入出力ポート