東芝と東芝デジタルソリューションズは13日、健康診断結果から6年先までの生活習慣病発症のリスクを予測する「疾病リスク予測AIサービス」の提供開始を発表した。

2018年に発表された(ニュースリリース)約100万人分の最長8年の匿名化された健康診断データをもとにAIやビッグデータ技術を用いて開発されたもので、ヘルスケアサービスの知見やネットワークを持つSOMPOホールディングスグループと協力し開発を進めてきた疾病リスク予測AIサービス。1年分の健康診断データから糖尿病、高血圧症、肥満症、脂質異常症、肝機能障害、腎機能障害の6つの生活習慣病の6年先までのリスクを予測、可視化されたデータで利用者に強く健康意識の改革を促す。

"健康経営"という言葉に代表されるように、健康増進が企業をはじめとした組織の枠組みでも推進されることが期待されている。東芝グループでは今後、糖尿病性腎症重症化予防注、心疾患などAI活用の幅を広げることを述べており、業界の垣根を越えたパートナーとの連携、ヘルスケアデータ活用の新規事業創出にも取り組む構え。

  • SOMPOひまわり生命保険でユーザーに提供が開始されている「Linkx 健康トライ(リンククロス健康トライ)(同社資料より)

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