キタムラは、写真とカメラにまつわるライフスタイル提案を行う新しい専門店「新宿 北村写真機店」を7月3日にオープンする。住所は、東京都新宿区新宿3-26-14。JR山手線「新宿駅」東口から徒歩1分の立地にある。年中無休(年始を除く)で営業し、営業時間は10時から22時まで(併設カフェは8時~23時)。
“カメラの聖地”新宿に、「写真のある生活をより豊かに楽しくする店舗」を新たにオープン。新品、ユーズド、ヴィンテージを含めたカメラ、レンズを常時約6000点取り揃えるカメラ売場のほか、本やコーヒーを楽しみながら写真プリントやフォトブック制作が行えるフロアなども設置。写真にまつわる「写す」「残す」「直す」「出会う」「知る」「寛ぐ」「繋がる」など、シーンに応じた提案を行うという。当初、2020年5月の開業を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、オープン日を7月3日に変更した。
地下1Fから地上6Fまで全7フロアで構成されており、店内面積は427坪。内装デザインはTONERICO.inc、カメラの起源であるオブスクラをモチーフにしたロゴは木住野彰悟氏(6D)がそれぞれ手がけている。
カメラ売場ではカメラやレンズの他にもマウントアダプターを60種以上を取り揃え、 新たなカメラの楽しみ方を提案。ライカを中心としたヴィンテージサロンでは、希少価値の高いものを展示販売するという。
買取・修理・メンテナンスを行う「Re-pro Center」を設置。従来は約1カ月と長くかかっていた修理期間を、工場との提携により最短中5日仕上げを実現し、スピードとメンテナンス品質を高めるとしている。ただし、内容によっては5日仕上げの対象外となる場合もあるという。ほかにも、ユーザーの愛機の塗装変更や、レザーの張替などのカメラカスタマイズ、人気カメラやレンズのレンタルサービスも用意する。
コーヒーを片手に写真プリントや書籍を楽しめるBOOK LOUNGE、プロ仕様のライティングや撮影機器、撮影後のレタッチ機器を揃えたレンタルスタジオ(8月オープン予定)も用意。写真展示を行うイベントスペースも備える。
POP UPスペースでは、カメラコンシェルジュが厳選した商品や、パリを拠点に活躍するアーティスト、フィリップ・ワイズベッカーが描いた作品を使用したオリジナルアイテムなどの限定カメラグッズなどを用意。
さらに、キタムラ発祥の地である高知県の酔鯨酒造によるコラボラベルの日本酒の販売、都市開発を手掛ける森ビルが独自の手法で作り上げた再現性の高い新宿の都市模型を展示。CCCグループのクラウドファンディングサイトGREEN FUNDINGとオンラインとオフラインの環境を創り手に提供することで、モノづくりをワンストップでサポートする仕組みも用意する。
オープンを記念し、6Fのイベントスペース「Space Lucida(スペース ルシダ)」では、写真を軸に多様な活動をしている蜷川実花による展覧会「蜷川実花展 -千紫万紅-」(会期:7月3日~8月2日)を開催予定。入場は無料。また、階段エリアは全フロアを通しフォトグラファー濱田祐史氏によるアートフォトが楽しめる。
なお、同店では新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた取り組みとして、消毒液やマスク、トレイでの金銭やカードの授受、飛沫防止シールドの設置、店内換気および消毒などを徹底。整理券およびairwaitなどを活用するほか、BOOK LOUNGEや待合の座席の使用数を制限し、店内が過密になることを防ぐ。買取については、出張買取対応も行う。また、WebサイトやSNSを活用し、商品情報を詳細に閲覧できるシステムを導入するという。