ASUSは、Zen2アーキテクチャを採用したRyzen 4000シリーズと、Turing世代のNVIDIA GeForceグラフィックスを組み合わせた14型ゲーミングノートPC「ROG ZEPHYRUS G14」と、その15.6型バリエーションモデル「ROG ZEPHYRUS G15」を日本市場向けに発表した。天板LEDでさまざまなグラフィックスを表示できる「AniMe Matrix」機能も大きな特徴だ。ともに5月29日より順次販売を開始する。

  • ROG ZEPHYRUS G14 (ムーンライトホワイト)

  • カラバリのエクリプスグレー

「ROG ZEPHYRUS G14」はCPUにRyzen 9 4900HS/Ryzen 7 4800HSを搭載でき、グラフィックスにNVIDIA GeForce RTX 2060 Max-Qを搭載できるゲーミングノートPC。14型ディスプレイ搭載ノートPCとしては世界初というWQHD/60Hzディスプレイを搭載する他、フルHD/120Hzディスプレイも選択できる。画面占有率85%で、ベゼル最狭額縁部は6.9mm。工場出荷前にカラーキャリブレーションが行われ、PANTONE Validated認証を取得した正確な色表現が可能。色域はsRGB100%に対応する。

天板に開けられた6,536個の穴と、その内部に搭載された1,215個のミニLEDを組み合わせてさまざまなグラフィックを表示できる「AniMe Matrix」機能を搭載する点が特徴。発光パターンはアニメーションモード、オーディオモード、システムモードの3つから選択できる。

  • アニメーションモード

  • システムモード

  • オーディオモード

アニメーションモードでは静止画を1枚ずつ表示して自分でアニメーションを作れる他、「取り込み中!」などのテキストを静止画として表示することも可能。オーディオモードでは再生中の音源を検出し、動的なイコライザーエフェクトを表示できる。この他システムモードではメールなどのシステム通知やバッテリー残量、日付などが表示でき、天板が閉じているときもユーザーが着信等に気付けるという。

スペックにより複数モデルをラインナップし、AniMe Matrixを搭載、AMD Ryzen 9 4900HS、16GBメモリ、NVIDIA GeForce RTX 2060 Max-Q、NVMe対応1TB SSD、WQHD 60Hzディスプレイを組み合わせた最上位モデルの価格は税込み263,800円。

AniMe Matrixを搭載せず、AMD Ryzen 7 4800HS、8GBメモリ、NVIDIA GeForce GTX 1650、NVMe対応512GB SSD、フルHD/120Hzディスプレイを組み合わせた最廉価モデルは税込み153,800円。

このほか各モデルの共通仕様として、OSはWindows 10 Home 64bitを採用し、Windows Helloに対応する指紋認証センサー付き電源ボタンを搭載。インタフェースに3.5mmオーディオジャック、USB 3.0 Type-A×2、USB 3.1 Gen2 Type-C×2を備え、このうちType-Cポートの1つはDisplayPort1.4での映像出力とUSB PDでの充電に対応する。このほか映像出力に4K 60Hzでの外部出力に対応するHDMI 2.0bを用意。Wi-Fi 6での高速データ通信にも対応する。

サイズはW324×D222×H17.9mm(AniMe Matrix搭載モデルはH19.9mm)で、重さは約1.65kg(AniMe Matrix搭載モデルは約1.7kg)。本体カラーはムーンライトホワイトとエクリプスグレーの2色で展開される。

  • 「ROG ZEPHYRUS G15」

15.6型のバリエーションモデルとなる「ROG ZEPHYRUS G15」は、Ryzen 7 4800HS、NVIDIA GeForce 2060、16GBメモリ、NVMe対応512GB SSD、フルHD/240Hzディスプレイを組み合わせて税込み197,800円。サイズはW360×D252×H19.9mmで、重さは約2.1kg。