Q-Successは5月22日(米国時間)、「Distribution of Reverse Proxy Services among websites that use .jp」において、日本で使われているリバースプロキシとして、「Amazon CloudFront」が最も人気があると伝えた。世界的にはCloudflareが最も人気があり、日本市場は世界市場のリバースプロキシ人気とは動向が異なっていることになる。

  • .jpサイト使われているリバースプロキシサービスのシェア割合

    .jpサイト使われているリバースプロキシサービスのシェア割合

  • Amazon CloudFrontの1年間シェア推移(2019年5月〜2020年5月)

    Amazon CloudFrontの1年間シェア推移(2019年5月〜2020年5月)

  • Amazon CloudFrontの市場ポジション

    Amazon CloudFrontの市場ポジション

世界的にはAmazon CloudFrontのシェアはリバースプロキシを使用しているシェアの5.3%、これは世界中のWebサイトの0.9%に相当している。一方、Cloudflareはリバースプロキシを使用しているWebサイトの81.1%が使用しており、世界中のWebサイトの13.1%が使用している計算になる。

日本ではAmazon.co.jpやNicovideo.jpがリバースプロキシとしてAmazon CloudFrontを使用している。日本においてAmazon CloudFrontのシェアが突出して高いのは、こうしたAmazon CloudFrontを使用しているサービスのシェアが高いことが背景にあると見られる。