ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのゲーミングヘッドセット「JBL Quantum ONE」と「JBL Quantum 800」を5月22日に発売する。価格(税別)は、Quantum ONEが24,800円、Quantum 800が19,800円。直販サイト「JBLオンラインストア」などで5月19日に予約受付を開始した。

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    JBL Quantum ONE(左)とJBL Quantum 800(右)

ゲーミングのために専用開発した音響技術「JBL QuantumSOUND (クオンタムサウンド)」により、リアルな没入感と正確な音の位置情報を提供。FPS(First Person Shooter)ゲームからMOBA(Multi player Online Battle Arena)バトルまで幅広く楽しめるとしている。1月に米ラスベガスで開催された「CES 2020」にあわせて発表され、同社の展示イベントで出展されていた製品で、今回は上位2機種の国内発売時期と価格が正式に決まった。

最上位モデルのJBL Quantum ONEは有線タイプのヘッドセット。音響テクノロジー「JBL QuantumSPHERE 360」を採用しており、独自のアルゴリズムと内蔵のヘッドトラッキングセンサーによって、ゲーム内のサウンドの配置の精度を向上し、より高いレベルのサウンドクオリティと没入感を味わえるという。また、ゲーム内のオーディオポジショニング(位置)の精度を向上し、敵の場所や動きをより正確に察知できるとする。

入力は3.5mmステレオミニと、USB接続(USB-C - USB-A変換)に対応する。QuantumSPHERE 360を利用するには、同梱のキャリブレーションマイクを使ってキャリブレーションプロセスとリセンタリングを行う必要がある。

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    JBL Quantum ONE

JBL Quantum 800は、Bluetooth 5.0準拠のワイヤレスヘッドセット。内蔵バッテリーで最大約14時間使用できる(RGBライトオフ時)。充電端子はUSB Type-C。

Quantum ONEと異なり、ヘッドトラッキング機能は備えていないが、JBL独自の音響技術「JBL QuantumSURROUND」を採用しており、水平空間で単独で移動するサウンドに加えてバーチャル空間の頭上のチャンネルを増やすことで、広くリアルな空間を再現するという。

新開発のソフトウェア「JBL QuantumENGINE」では、上記2機種のヘッドセット本体の各種設定が可能。JBL QuantumSURROUNDのオン/オフや、DTSモードの選択、EQプリセットの選択、RGBライティングのカスタイズ、マイク感度調整、ユーザーアカウントの編集などが行える。

いずれも軽量で丈夫なヘッドバンドとメモリーフォームイヤークッションを採用し、長時間使用でも耳が痛くなることなく、快適な装着感でゲームに集中できるという。

ハウジングのJBLロゴ部分など複数箇所を光らせるRGBライトを搭載。また、ブームマイクにはエコーキャンセル機能を備え、クリアなボイスコミュニケーションを可能にしている。

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    CES 2020で行われていた、JBL Quantumシリーズのデモの様子