自分の部屋がないとお悩みのアナタ! お手軽設置、遮光性バツグン、片付けるのも簡単のBauhutte「ぼっちてんと」が便利ですよ。普段リビングの片隅で仕事するフリーライターが試して見ました。
どうもフリーライターの芹澤です。筆者は2LDKのマンションに住んでいるが、妻の部屋、子供の部屋、LDKに私の仕事スペースを設置という割り振りである。普段、子供は学校、妻は仕事に出ているので、昼間は筆者一人と専用の部屋はなくてもいいだろうという話で、まあこれに関しては異論はなく、キッチンが近いので食事するのも、コーヒー入れるのもラクなので快適なぐらいだ。
しかし、家族が休みかつ私が忙しいという状況では若干話が変わってくる。リビングに家族が集まると、ついテレビを見て盛り上がったりしてしまうのだ。日曜日のアタック25なんかが、その典型だ。仕事をしなければいけないのに、ついついクイズが気になってしまうのである。忙しくなくても、パソコンで電子書籍の「かぐや様は告らせたい」や「五等分の花嫁」を読んでいると、妻にも子供にも「キモイ」と言われるのだ。40代のオッサンが恋愛漫画読んでニヤニヤしてもいいじゃない……
とまあ、たまには仕事や遊びに集中できるプライベートな空間がほしいと思うわけだが、そんな時に便利なのがBauhutteの「デスク用テント ぼっちてんと BBT1-130-BK」(以下ぼっちてんと)だ。これは、その名前の通り、デスク程度のサイズならすっぽりと覆えるほどのテントを張れるというもの。実売価格は11,000円前後だ。
サイズは幅130cm×奥行き130cm×高さ150cmの立方体。そのため、横幅120cm、奥行き60cmの大きめのデスクでもチェアを含めて完全に覆うことができる。リビングの片隅などに、ネットカフェの個人ブース的なものを作れるというわけだ。
少し大きいけど設置は簡単、コンパクトに収納
さっそく筆者の仕事環境にぼっちてんとを張ってみたい。ぼっちてんとは開く前は、専用のキャリーバッグに入っている。バックに入っている状態では、直径60cmの円形で厚みは4cm程度しかないのでちょっとした隙間に収納しておける。バックには肩掛け出来る持ち手も付いているので運搬もしやすい。
キャリーバッグから取り出すと円形になっていて、軽くひねるボンッと広がる。写真を見て頂ければわかるが、一気に大きくなるので広めのスペースで作業することをオススメする。円形から広げると四分の一に畳まれた状態なので、それを広げれば立方体のテントになる。構造的にはメッシュタイプのランドリーバスケットと同じだ。
底面は存在しないので、テントの形になったら、あとはデスクに上からスポッとかぶせるだけ。一人でも無理ではないが、幅130cmの正方形は思いのほかデカイ。二人で作業したほうがスムーズだ。かぶせると底面の四隅にちょっと隙間ができるが、これは電源などのケーブルを通すためのものだ。
ぼっちてんとには前面のファスナーを下から上へと開いて入る。遮光性が高いため、なかなか秘密基地という雰囲気がある。ただ、その遮光性の高さゆえにそのままの状態では真っ暗だ。パソコンならディスプレイの明かりがあるが、勉強や読書に使うならデスクライトがあったほうがいい。
閉じた空間でぼっち感は上々、暑い時期にも対応
完全に閉じた状態では集中しやすいのは確かだが、かなり蒸し暑くなる。筆者のようにパソコンをガンガン動かすとかなり熱が籠もることに。そのため、ぼっちてんとでは天井が開閉式になっている。明るさを確保したかったり、エアコンの涼しさを取り込みたいときは天面を開けておくのがいいだろう。冬場なら、締め切ったほうが温かくてもいいかもしれないが。
このほか、通気を良くするため両側面と前面の一部に開閉式のメッシュ窓が設けられている。夏場であれば、より涼しくしたいというときにはいいだろう。ただ、メッシュ窓を開けると中が見えてしまうのでプライベート感は下がってしまう。
このように、メッシュ窓も天面も閉めた状態なら、遮光性が高く、中で何をしているのかわからない状態になる。これならパソコンでどんなコンテンツを表示しても安心と言えるだろう。そして、筆者が感心したのは収納だ。この手のテントは広げるのはラクだが、畳むのが難しいというケースは多い。しかし、ぼっちてんとは四つ折りにして、八の字にひねればあっさりとキャリーバッグに収納出来る状態になった。人によるかもしれないが、筆者はそれほど力を入れず、あっさりと畳めたので驚いたほど。これなら、集中したいときだけテントを開いてデスクにかぶせるという使い方もありだと思った。自宅にプライベート空間を手軽に作りたいなら、ぜひチェックしてみてほしい。