LGエレクトロニクスは14型フルHD液晶を搭載しながら約999gの超軽量ボディを実現したモバイルノート「LG gram 14Z90N-VR53J1」を発売した。最大22時間駆動のバッテリ、第10世代Coreプロセッサ、NVMe SSDと性能面も充実。その実力をチェックする。

  • LGエレクトロニクス「LG gram 14Z90N-VR53J1」 実売価格は200,000円前後

    LGエレクトロニクス「LG gram 14Z90N-VR53J1」 実売価格は200,000円前後

とにかく軽い! もちろんスペックも一線級

まずは基本スペックをチェックしよう。最大の魅力は約999gと持つと軽すぎて違和感があるほどの軽量ボディに高いスペックを凝縮していることだろう。CPUはIntelの第10世代CoreプロセッサのCore i5-1035G7を搭載。開発コード名「Ice Lake」と呼ばれている最新世代のモバイル向けCPUで、4コア8スレッド、通常の動作クロックは1.2GHzだがTurboBoost時で最大3.7GHzまで上昇する。

  • CPUは第10世代CoreプロセッサのCore i5-1035G7で4コ8スレッド。最大3.7GHzで動作する

CPU内蔵のグラフィックは、Intelの中では高性能なモデルに分類されるIris Plusとゲームもある程度は楽しめると期待したいところだが、その実力は後述するベンチマークで詳しく紹介する。

  • グラフィックはCPU内蔵のIris Plus。IntelのCPU内蔵グラフィックとしては上位に位置するだけに性能も期待したいところだが

メモリはDDR4-3200で8GBを1枚搭載している。一般的な作業であれば十分な容量だが、1枚なのでシングルチャンネル動作となってしまう点は残念だ。Core i5-1035G7はデュアルチャンネル動作に対応なのでメモリを2枚搭載していれば、メモリの帯域は倍になるためだ(理論上は)。ストレージはNVMe SSDを512GB搭載。これだけあれば困ることは少ないだろう。

ディスプレイは1kgを切る軽さで14型という大画面を実現している。解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)だ。表面処理はグレア(光沢)なので映り込みはあるが、IPSパネルを採用しており、色にメリハリのある非常に鮮やかな画面となっている。スペックに視野角はないが、かなり広く、横から見ても色の変化を感じない。

  • ディスプレイは14型で解像度はフルHD。色の表現力と視野角に優れるIPSパネルを採用し、横から見ても色の変化を感じない

無線はIEEE802.11ax/ac/a/b/g/n、いわゆるWi-Fi 6に対応。Bluetooth 5もサポートする。有線LANは本体に備わっていないが、Type-Cコネクタを10Base-T/100Base-TXに変換するアダプタは標準で付属している。

  • Type-Cから有線LANに変換するアダプタを付属

サイズはW323.4×D209.8×H16.8mmで、重量は先述したとおり約999g。まさに薄型軽量ボディと耐久性が気になるところだが、過酷な動作検証を行う米国国防総省「MIL-STD-810G」準拠のテストをクリアしているという。バッテリー駆動時間は公称で約22時間(JEITA測定法2.0)と長時間だ。ACアダプタ(48W)は本体に合わせてホワイトカラーとなっている。コンパクトなので持ち運びにも困らないだろう。

  • ACアダプタの出力は48W

本機はLG gram アップグレードサービス(有償)に対応しているのも見どころ。LGに送ることによってメモリやSSDの増設してくれるもので、2020年モデルとなるLG gram 14Z90N-VR53J1は2020年4月から対応予定だ。

  • メモリやSSDの換装、増設を行うLG gram アップグレードサービス。本機は2020年4月から対応予定

インタフェースは右側面にUSB 3.0、ヘッドセット端子、microSDカードスロット、左側面にThunderbolt 3、USB 3.0、HDMI出力を搭載している。HDMI出力は最大4,096×2,160ドット(60Hz)までだが、Thunderbolt 3を映像出力に使えば最大5,120×3,200ドット(60Hz)まで外部ディスプレイに出力が可能だ。

  • 本体右側面。右からUSB 3.0、ヘッドセット端子、microSDカードスロット

  • 本体左側面。右からhunderbolt 3、HDMI出力、USB 3.0

次に入力インタフェースをチェックしよう。キーボードは詳細なスペックは公表されていないが、キーピッチは実測で約19mm、キーストロークは薄型ボディながらそれほど浅くはない。グッと押すと多少たわむが剛性が弱いと感じることはなく、軽快にタイピングが可能だ。バックライトも備えているので、暗い場所でも作業しやすい。また、右上には電源ボタンがあるが、それが指紋センサーにもなっている。Windows Helloの指紋認証を設定すれば、指紋でWindowsにログイン可能だ。

  • キーボードはクセのない配列。一部キーが縦長で小さいが使用頻度が低いキーなのでそれほど困ることはないだろう

  • 電源ボタンは指紋センサーにもなっている。Windows Helloを使えば、指紋でログインが可能だ

タッチパッドは全体が沈む構造で、基本的にはそれがクリックになる。大部分は左クリックで、右下を押すと右クリックになる仕組みだ。

  • タッチパッドは全面がクリックできるタイプ

このほか、底面の前部にはステレオスピーカーも搭載。バーチャルサラウンドに対応するDTS:X Ultraを採用しており、スピーカー、ヘッドホンともに臨場感のあるサウンドを楽しめる。

  • 底面の前部にステレオスピーカーを搭載

  • バーチャルサラウンドに対応するDTS:X Ultraも備える