iPhoneで受信したメール、もはや数え切れないという人は珍しくありません。メールアプリのアイコン右上には、未読件数が赤いバッジに表示されますが、それが1,000件を超えている人もザラにいます。既読メールを数えれば、数万、数十万になるのではないでしょうか。

それほど膨大な数になると、メールボックスから目当てのメールを探し出すのは検索頼みにならざるをえません。検索ワードは、送信者の名前や所属がわかればよし、わからなければ電話番号や住所、それでもわからなければいつ受け取ったかをめやすに探すことになります。

とはいえ、具体的な受信日はわかるはずもなく、だいたいのめやすで調べるしかないとすれば、「相対日付」が思い浮かびます。はたしてそれがメールアプリで通用するのか……だいじょうぶ、通用します。

メールアプリでは、「昨日」や「一昨日」、「先月」や「先週」といった相対日付で検索できます。「2020年4月」のような絶対日付も利用できますが、1週間以上前にはっきり名前のわからない誰かから受信したメールの受信日など覚えているわけもないので、かなり便利に使えます。

使いかたはかんたん、適当なメールボックスを開いて画面の中ほどを下方向へフリックすると、検索フィールドが現れます。そこに「昨日」や「先週」といった相対日付を入力すると日付欄にボタンが現れるので、それをタップすれば、相対日付によるメールの検索を実行できます。

相対日付はSiriにも利用できます。「先週のメール」などと相対日付に「のメール」をくわえて伝えれば、すべてのメールボックスを対象に検索が行われます。ただし、25通以上のメールは表示しきれないため、受信数が多い場合はメールアプリを利用したほうがいいでしょう。

操作手順をカンタン解説

  • iPad iPhone Hacks

    1 適当なメールボックスを開き、画面の中ほどを下方向へフリックすると検索フィールドが現れます

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    2 「昨日」や「先週」などの相対日付を入力し、現れたボタンをタップします

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    3 Siriを利用しても相対日付でメールを検索できます