• 5.5インチスクリーンのAmazon Echo Show 5。本体もコンパクトで仕事上のデスクや台所など、どこでも置きやすい

新型コロナ対策で人と会う機会が激減する中、オンラインで顔を見ながら話せるビデオ会議やビデオ通話が注目されています。テレワークに活用されているのはもちろん、最近ではリモート飲み会など、プライベートなコミュニケーションでの利用も広がっています。

外出自粛が続くなか、我が家では画面付きのスマートスピーカーを使って、離れて暮らす両親と、週に1~2度、互いの顔を見ながら近況を報告しあっています。両親は一応スマートフォンユーザーですが、操作が得意とは言えず、話しかけるだけで発信できるスマートスピーカーは、簡単で使いやすいと喜ばれています。

もし、PCもスマートフォンも使うのが苦手という人とビデオ通話がしたいなら、こんな風にディスプレイ&カメラ付きのスマートスピーカーをおすすめします。たとえば「Echo Show」シリーズなど、Amazonの音声アシスタントAlexaに対応したデバイスでは、「Alexaコール」という機能を使って、「Alexa、お父さんに電話して」のように話しかけるだけで通話が可能。離れて暮らす家族のコミュニケーションツールとして、我が家では欠かせないものになっています。

  • 実家と毎度お馴染みのビデオ通話。こちらは10インチスクリーンのEcho Show。スマホより大画面で迫力あり

事前に設定して相手先へ置いておくのがベスト

「Alexaコール」はスマートフォンの「Amazon Alexa」アプリを使って、自分の携帯電話番号とAmazonのアカウント、「Echo Show」などのEchoデバイスを紐付け、互いの電話番号をアプリ内の「連絡先」に登録することで利用できます。

たとえば我が家の場合、筆者宅の10インチスクリーン搭載スマートスピーカー「Echo Show」は筆者の番号に、実家の丸形ディスプレイ付きスマートスピーカー「Echo Spot」は父の番号に紐付いていて、実家とビデオ通話ができるようになっています。

ちなみに「Alexaコール」では、「Echo Show」とスマートフォンの間でも、さらに「Amazon Alexa」アプリがインストールされているスマホ同士でもビデオ通話が可能。同様の機能はGoogleのディスプレイ&カメラ付きスマートスピーカー「Google Nest Hub Max」でも、「Google Duo」というスマートフォンアプリと連携することで利用できます。

筆者の父はスマートフォンを使っていたので、実家に戻った際に筆者が父に代わって「Amazon Alexa」アプリをインストールし、「Alexaコール」を設定することができました。しかし、相手がスマートフォンを持っていないケースもあります。また今は相手方を気軽に訪問して、スマートスピーカーをセットアップすることもままなりません。そこで事前にセットアップしたAmazonの「Echo Show」シリーズを発送して、テレビ通話を実現する方法を紹介します。

実は遠い場所でも使えるAlexaの「呼びかけ」

「Echo Show」シリーズは「Alexaコール」のほか、「呼びかけ」という機能にも対応しています。「Alexaコール」が異なるAmazonアカウントに紐付くEchoデバイス同士で通話する仕組みなのに対し、「呼びかけ」は同じAmazonアカウントに紐付くEchoデバイス間、あるいはEchoデバイスとスマホ間で通話ができる仕組みです。

本来は同じ家のなかで、キッチンのEchoから子供部屋のEchoに話しかけるシーンなどを想定した機能ですが、デバイスが同じWi-Fiネットワーク下になくても利用できます。つまり遠く離れた場所にあっても、呼びかけることができるのです。ただし、相手方にWi-Fiネットワークがあることが前提になります。

「Echo Show」シリーズを起動し、画面の手順に従って言語、Wi-Fi、Amazonアカウントの順にセットアップしたら、スマートフォンに「Amazon Alexa」アプリをインストールし、同じAmazonアカウントでログイン。手順に従って携帯電話番号も設定します。

  • 「デバイス」→「Echo・Alexa」に表示される端末名を選んで、「デバイスの設定」を開き、「名前を編集」で名前を「実家」など、呼びかけたい名前に変更します

  • 「コミュニケーション」→「コール・メッセージ」が有効になっていること、「呼びかけ」がオンになっていることを確認したら準備完了です

あとは設定済みの「Echo Show」を発送して、相手方で電源につないでもらい、画面の上側を下にスライドすると表示される「設定」から「ネットワーク」を選択。Wi-Fiをセットアップしてもらうだけです。なお、Wi-Fiのセットアップ(SSIDを選んでパスワードを入力)を電話でサポートするのも難しい場合は、あらかじめSSIDとパスワードを設定してもいいでしょう。

  • 「設定」→「ネットワーク」→「環境設定」にある「追加」から、SSIDとパスワードを入力。事前に相手方のルーター情報を取り寄せ、設定することもできます

  • 無事Wi-Fiにさえつながれば、あとは自分のスマホの「Amazon Alexa」アプリの「通話」から「呼びかけ」を選択。「実家」などに変更したデバイスの名前を選べば、ビデオ通話ができます

手元にも「Echo Show」シリーズがある場合は、「Alexa、実家(おばあちゃん)に呼びかけて」と話しかけるだけでも、ビデオ通話が成立します。Amazon.co.jpでは4月20日まで、「Echo Show 5」2台が1台分の価格で買えるキャンペーンを実施しているので、この機会に2台購入してセットアップし、1台を両親や祖父母にプレゼント。「Echo Show 5」同士で通話ができるようにするのもいいかもしれません。

スマートスピーカーにはこのほかにも、音楽の再生からニュース、レシピなどの情報検索、しりとりやゲーム、カラオケのようなエンターテインメント、子供向けには読み聞かせや学習コンテンツ、さらにはヨガやフィットネスまで、いろいろな機能があり、家で過ごすことの多い今こそ役立つデバイスだと感じています。

著者 : 太田百合子(おおたゆりこ)

テックライター、エディター。インターネット黎明期よりWebディレクションやインターネット関連のフリーペーパー、情報誌の立ち上げに携わる。以降パソコン、携帯電話、スマートフォンからウェアラブルデバイス、IoT機器まで、身近なデジタルガジェットと、それら通じて利用できる様々なサービス、アプリケーション、および関連ビジネスを中心に取材・執筆活動を続けている。