GDDR6版のGTX 1650カードが2モデル追加

先週のPalit製に続き、GIGABYTEと玄人志向からも、GDDR6メモリを搭載するGeForce GTX 1650グラフィックスカードが登場した。GIGABYTEの「GV-N1656OC-4GD」は、全長152mmのショート基板モデルで、価格は21,000円前後。玄人志向の「GF-GTX1650D6-E4GB」はデュアルファンのモデルで、価格は20,000円前後だ。

  • GIGABYTEの「GV-N1656OC-4GD」。シングルファンのショート基板モデルだ

    GIGABYTEの「GV-N1656OC-4GD」。シングルファンのショート基板モデルだ

  • 玄人志向の「GF-GTX1650D6-E4GB」。デュアルファンのスタンダードタイプ

低価格ながら速度が向上したM.2 SSD

CFD販売の「EG1VNE」シリーズは、エントリー向けのM.2 NVMe SSD。低価格ながら、Phison製の「PS5012-E12S」コントローラとMicron製の3D QLC NANDを搭載しており、データ転送速度はリードが最大3,400MB/s、ライトが最大2,000MB/sと高速だ。価格は500GBモデルが8,000円前後、1TBモデルが14,500円前後。

  • CFD販売の「EG1VNE」シリーズ。PCIe Gen3のエントリー向けM.2 SSDだ

  • データ転送速度。シーケンシャル/ランダムともに1TBモデルの方が高速

また同社からは、エントリー向けの2.5インチSSD「CG3VW」シリーズも発売となっている。SK hynix製の「V4 3D TLC NAND」を採用したことで、従来モデルに比べてベンチマークスコアは若干下がったものの、耐久性(TBW)が1.5倍に向上したという。価格は、240GBモデルが5,500円前後、480GBモデルが8,500円前後。

  • こちらは「CG3VW」。コントローラは従来通りPhisonの「PS3111-S11T」だ

4面が強化ガラスのフルタワーケース

Thermaltakeの「Level 20 HT」は、4面に強化ガラスを採用したフルタワーケース。リアとボトム以外が透明のため、まるでショーケースのように、様々な角度から中を見ることができる。側面/底面に36cmラジエータを搭載できるほか、リザーバ用のブラケットも2つ備えており、デュアル水冷システムに対応する。ドスパラでの価格は26,378円。

  • Thermaltakeの「Level 20 HT」。カラーはブラックとホワイトの2色を用意

  • トップ側(左)とボトム側(右)。バックパネルがトップ側に来る配置だ

ケースのサイズは468(W)×613(H)×503(D)mmと大きく、マザーボードはE-ATXまで対応する。細部まで分解可能な「Dismantlable Modular Design」を採用したことで、非常に高いカスタマイズ性を実現。構築したいシステムに合わせて、自由にドライブケージやブラケットを組み込むことができる。

ユニークな倒立構造のミドルタワー

Sharkoonの「REV200」は、同社初という倒立構造を採用したミドルタワーケース。安めの製品ながら、アドレッサブルRGBファンを5個も搭載、フロントと右サイドが透明になっており、鮮やかなライティングが楽しめるだろう。発光制御はマザーボード各社に対応するほか、リセットボタンからの制御も可能。価格は16,500円前後。

  • Sharkoonの「REV200」。倒立構造になっており、右サイドが強化ガラスだ

  • マザーボードのバックパネルは、ケースのトップ側に出るという配置だ

かなり珍しいのは、マザーボードの配置だ。通常とは逆の右側に設置するだけでなく、さらに90°回転。こうすることで、グラフィックスカードがフロントのトリプルファンの真後ろに垂直配置される形となり、強力に冷却できるというわけだ。グラフィックスカードの長さは32.3cmまで対応する。

  • 実装例。前面(左側)からのエアフローがグラフィックスカードに垂直に当たる

簡易水冷を実装済みのMini-ITXケース

NZXTの「H1」は、オールインワン水冷CPUクーラーと650W電源を搭載するMini-ITXケース。クーラーと電源が最初から組み込まれているので、自作PCの初心者でも簡単にコンパクトで高性能なゲーミングPCを構築できるだろう。カラーは、ブラックとシルバーの2色。4月17日の発売予定で、オリオスペックでの予価は54,780円だ。

  • NZXTの「H1」。縦に長いタワースタイルのMini-ITXケースとなる

  • ラジエータは14cmサイズと強力。組み込み済みなので簡単に使える

マザーボードのバックパネルを下向きに配置するボトムI/Oスタイルにより、どの方向から見てもスタイリッシュな外観を実現した。サイズは187.0(W)×187.6(D)×387.7(H)mmとコンパクトだが、グラフィックスカードを立てて格納することで、最長305mmの製品まで格納することができる。

  • 両サイドはメッシュパネルを採用。小型ケースながらエアフローは良好だ

  • グラフィックスカードの実装例。フルサイズのカードにも対応できる

第10世代CoreのNUCにi3モデルが追加

Intelの超小型ベアボーン「NUC」に、Core i3-10110Uを搭載する「NUC10i3FNK」が登場、発売が開始された。第10世代CoreのNUCとしては、先週、i7モデルがすでに登場していたが、これはi3ということで、購入しやすい価格帯となっている。ただ、こちらは2.5インチベイが無く、ストレージはM.2のみ。価格は38,500円前後だ。

  • Intelの「NUC10i3FNK」。2.5インチベイを省略した薄型モデルとなる

  • CPUは2コア/4スレッドとなるが、ブースト時のクロックは4.1GHzと高速