富士通ネットワークソリューションズ（FNETS）と富士通、ケーブルメディアワイワイは4月6日、ケーブルメディアワイワイがスマート工場の実現および地域課題解決の実証実験で活用するローカル5G検証システムの構築を開始することを発表した。

  • 検証設備イメージ

    検証設備イメージ

同システムは、FNETSと富士通によりワンストップで構築され、2020年10月より稼働予定だという。ケーブルメディアワイワイにコア設備、実証実験先にエッジコア設備を設置し、無線基地局はNSA（ノンスタンドアロン）方式に対応するということだ。

3社は、この検証システムを工場や農地などに展開し、別途準備するカメラや各種センサーなどを組み合わせ、高精細映像のリアルタイム伝送による遠隔監視やセンシング、リモート作業支援などを検証する実証実験設備として活用していくという。

また、各種実証実験で得られた結果・知見をもとに、スマート工場やスマート農業、防災減災、地域振興など地域が抱える様々な課題解決の実用化に向けて取り組むとしている。

各社の役割は、FNETSが無線局免許申請支援、無線エリア設計、電波伝搬測定、ネットワーク設計および工事、富士通がローカル5G検証システム（コア装置、無線基地局など）の提供、実証実験支援、ケーブルメディアワイワイがローカル5G検証システムの運用計画。