ブイキューブは3月2日、同社の拠点間情報共有システム「V-CUBEコラボレーション」と、米リアルウェアのスマートグラス「HMT-1」との連携による、遠隔作業支援ソリューションの提供を開始すると発表した。料金は個別問い合わせ。

  • 「HMT-1」

「HMT-1」装着イメージ

「HMT-1」は単眼スマートグラスで、ヘルメットや安全帽に装着でき、保護眼鏡や矯正眼鏡との併用にも対応する。操作は1つのボタンと音声認識で行い、マイクはノイズキャンセリング機能付で、スピーカーとカメラを装備している。

また、ライトも装備し、カメラのズームも行える。

防水/防塵はIP66対応で、ディスプレイは7インチタブレットサイズ(854x480)。通信はBluetoothとWi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac 2.4GHzおよび5GHz)に対応。バッテリ駆動で、通常使用の場合9~10時間利用できるという。 重量は380gとなっている。

今回提供するソリューションは、建設・設備関連業や化学・石油化学など製造業、電力などインフラ業と現場実証を重ね、リアルウェアのスマートグラスと完全連携するよう「V-CUBE コラボレーション」をカスタマイズした。

具体的には、フルハーネスに対応したハンズフリーを実現しており、スマートグラスの装着者は音声操作のみで、現場と遠隔地が視界を共有しながら、目視確認、状況把握や確認、検査などが可能。また、図面の共有や手書き指示もできる。

双方向コミュニケーションが可能で、熟練者が現場に足を運ぶことなく、現場の映像をリアルタイムに確認し、施工管理・監督などの業務や新人のサポートを行えるという。

  • 本部と現場を接続したスマートグラス側の画面イメージ