パナソニックは2月10日、ロボット掃除機「RULO(ルーロ)」の新モデルとして、レーザーセンサーによる高精度なSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)機能を搭載した「MC-RSF1000」を発表した。3月下旬に発売し、価格はオープン、推定市場価格は150,000円前後(税別)。体験会の記事『かしこく動いて段差も乗り越えるロボット掃除機「ルーロ」 - パナソニック体験会から』と動画もぜひご覧いただきたい。

  • パナソニックのロボット掃除機「ルーロ」の新モデル(MC-RSF1000)。上面にあるシルバーの部分からレーザーを照射。このシルバー部分はタッチセンサーにもなっている

新モデルのMC-RSF1000は、パナソニックと千葉工業大学未来ロボット技術研究センターの連携で生まれたコンセプトモデルをベースとして開発、製品化された。360度の全方位レーザーセンサーを用いたSLAM(自己位置の推定とマップ作成)は、従来のカメラSLAMと比べて、より早く正確な空間認識を実現している。MC-RSF1000のレーザーは8m先まで届く。

  • 大きさ感

実際の製品では、部屋の間取りや障害物を早く正確にとらえてマッピングし、自分(MC-RSF1000本体)の位置を把握しながら、掃除のプランを立てて効率よくていねいに動く。加えて、進化した自動走行と障害物回避の技術によって走行のズレを減らし、部屋全体を掃除する完遂能力を高めている。Googleアシスタント対応スマートスピーカーからの音声操作もできるようになった。

ロボット掃除機はでこぼこや段差に弱い一面を抱えるが、MC-RSF1000は「アクティブリフト」機能を備え、高さ最大25mmの段差を検知して乗り越えることが可能だ。

新しい「otomo(おとも)」機能は、MC-RSF1000が人の足を認識して、人の後をついてくる機能。部屋の中で掃除したいところまでMC-RSF1000を連れてくると、ピンポイントで掃除して、自動的に充電台まで戻る。

内蔵バッテリーによる連続使用時間は約100分、充電時間は約5時間。集じん容量は約0.25リットル。MC-RSF1000の本体サイズはW345×D330×H99mm、重さは3.4kg。充電台の本体サイズはW229×D109×H124mm、重さは約0.55kg。