ソニー・グローバルエデュケーションは、同社のプログラミング学習キットKOOV(クーブ)の法人向けサービスにおいて、Pythonを使った学習が可能な機能を4月から提供することを発表した。

KOOVは、ビジュアルのパーツを組み合わせて実際に稼働するプログラムを創るプログラミング学習キット。稼働させるパーツも小さな物理ブロックを組み合わせるもので、形が無数に作り出せるため、動物や車からギターやバイオリンにマラカスと実際に動作するオブジェクトをデザインでき、制御に必要な電子パーツが豊富な点も特徴だ。サンプルレシピもWebサイトには設置してある。

色を判定し識別に応じた表示が可能な創造物"キャッシュレジスター"(同社資料より)

色を判定し識別に応じた表示が可能な創造物"キャッシュレジスター"(同社資料より)

同社は6日、プログラミング教室の運営を支援する法人向けアカウント管理システムや教師用のマニュアルなども備わる法人向けの「KOOV for Enterprise」において、統計や解析に活用できるライブラリも豊富で近年人気が上昇しているプログラミング言語Pythonをベースに学習できる機能を4月から追加することを発表した。

併せて新規電子パーツに、「カラーセンサー」や5x5のRGB60階調のドット色を表現できるLEDマルチカラーマトリクス、距離センサーや音センサーなど4種類のパーツの販売も発表しており、物理ブロックの色を判定して、レジに表示する"キャッシュレジスター"などさらに進んだ創造も可能になる。

  • 新たに加わる各種センサー(同社資料より)

    新たに加わる各種センサー(同社資料より)