楽天モバイルが発表した初のオリジナルスマートフォン「Rakuten Mini」。発表会で実機に触れることができたので、そのコンパクトさを確かめてみました。価格は一括払いで21,800円（税込）。無料サポータープログラムのユーザーなら、契約と同時購入で楽天スーパーポイントとして18,000ポイントがプレゼントされ、さらにおトクになります。
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Rakuten Mini
Rakuten Miniは、楽天モバイル初のオリジナルスマートフォンとして、無料サポータープログラム参加者を対象にしたスマートフォンです。1月23日オープンの楽天モバイルショップ恵比寿店を含む6店舗で先行発売となります。現時点では一般販売されないほか、本体カラーが赤い「クリムゾンレッド」は4月以降の発売予定です。
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一括価格が21,800円（税込）とお手ごろ。東名阪の6店舗で販売されます
何といっても特徴はそのコンパクトさ。およそ高さ106.2×幅53.4×厚さ8.6mm、重さ約79gというサイズは、クレジットカードよりも少し長いだけという手のひらサイズ。指先でつまんで持てる軽量・コンパクトなボディなので、どこへでも手軽に持ち歩けます。
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手のひらに収まるコンパクトさ
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指先でつまんで持てる軽量さ
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片側に電源ボタンとボリュームキーを配置したシンプルな側面。SIMトレイがないのは、eSIMだからです
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本体上部はシンプル。底面にはUSB Type-C端子とストラップホール
ディスプレイは3.6インチ液晶で、解像度は1,280×720ドット。SoCはQualcomm Snapdragon 439、メモリは3GB、ストレージは32GBとなっています。スペック的にはローエンドですが、画面サイズも小さいので、あまりハードなゲームをやりこむという端末ではありません。通話、SMS、メールといった用途であれば、問題ないでしょう。
メインカメラはシングルレンズで有効画素数1,600万画素。画質は確認できていませんが、軽快には動作します。インカメラは500万画素です。
本体が小さいだけでなく、FeliCaも搭載している点が特徴です。FeliCa搭載スマホとしては世界最小・最軽量となっており（楽天モバイル調べ）、もちろん楽天Edyに対応するほか、おサイフケータイとして、モバイルSuica、WAON、iD、QUICPayといった電子マネー、Google Payも使えます。サイフ代わりにスマートフォンだけを持ち歩く場合もありますが、Rakuten Miniならまるで小さな財布を持ち歩くようなもので、非常にコンパクトになります。
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背面にはシングルカメラとFeliCaを搭載
安価なモデルですが、充電はUSB Type-C端子を採用。バッテリー容量は1,250mAhと小さくなっていますが、画面サイズが小さいため、消費電力も低め。連続待受時間は約160時間、連続通話時間は約5.4時間です。音声通話は楽天モバイルのVoLTEにも対応します。
そのほか、IPX2相当の防水性能、IP5X相当の防塵性能を備えます。防水性能は生活防水レベルですが、濡れた手での操作でも安心です。指紋センサーは搭載しませんが、顔認証をサポートしています。
もう1つの特徴はeSIMに対応していること。eSIMはネットワーク経由で契約情報を配信する仕組みで、物理的なSIMが不要になるため、MNPや機種変更などが容易に行えるのがメリットです。対応する事業者は多くはありませんが、日本ではIIJなどが対応サービスを提供しており、海外にも対応事業者があります。
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SIMカードを入れ替えずに契約情報の書き換えが可能なeSIMを採用
Rakuten Miniの場合、物理SIMがなく、eSIMが1つのシングルSIMなので、複数の契約を同居させることはできません。ただ、物理的なSIMトレイがなくなったことで、本体のコンパクトさに貢献していそうです。楽天モバイルによれば、eSIM規格に準拠しているので、他社のeSIMを書き込むことはできるはず、とのことです。
現在、Rakuten Miniを購入できるのは無料サポータープログラムのユーザーのみですが、同プログラムは無制限でデータ通信を利用できるので、ルーターの代わりになります（テザリングは最大8台）。荷物にならない小ささで便利に使えそうです。
楽天モバイルは今後も、Rakuten Miniに続くオリジナルスマホを用意していく方針です。新規参入としての特徴を出すためにも、こうしたニッチな端末をどんどん展開してもらえると、業界全体としても盛り上がるでしょう。
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クリムゾンレッド（右）は4月以降の発売。鮮やかなレッドはなかなかいい感じです。ちなみにクリムゾンレッドは、プロ野球の球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」のチームカラーでもあります
