サイバーエージェントは、動画広告に特化した研究機関であるオンラインビデオ総研と共同で国内動画広告の市場動向調査を実施し、結果を12月2日付けで発表した。それによると、2019年の動画広告市場は昨年対比141%の2,592億円に達する見通しで、2023年には5,065億円に達する見込みであるという。

調査はインターネットを通して配信される動画広告の年間広告出稿額を推計し市場規模予測を算出しており、今回で6回目となる。

2019年の動画広告市場は、昨年(2018年、1,843億円)対比141%の2,592億円に達する見通しという。スマートフォン向けのモバイル動画広告の需要は、昨年対比147%の成長を遂げ、動画広告市場全体の89%を占めた。5Gの普及とともに、スマートフォン動画広告は今後も市場をけん引すると予想している。今後の予測として、動画広告市場は2020年には3,289億円、2023年には5,065億円に達する見込みだ。

  • サイバーエージェントとオンラインビデオ総研の共同調査による国内動画広告の市場動向調査

    サイバーエージェントとオンラインビデオ総研の共同調査による国内動画広告の市場動向調査

調査では、2019年は企業による動画広告の利用は一般的な手法として定着。広告フォーマットにおいては、ソーシャルメディアを中心としたアウトストリーム型の動画広告の普及が一段と進み、また、動画コンテンツ内で再生されるインストリーム型の普及も進んだ。総じて動画広告商品の需要は大きく増加し、2019年の動画広告市場は、引き続き高い水準で成長を遂げているとしている。